日赤・東日本大震災募金に寄付

2018年12月16日

個人的ではありますが、今年も貯金箱の中身を

日本赤十字社の東日本大震災義援金に、9,703円を寄付しました。

少しばかりではありますが、何かに役立ててほしいと願っています

鳥原 信一
アダプティブテクノロジー代表

福祉の日集いにて市長表彰

福祉の日集い

日時: 2017年10月14日(土)13時~
場所: 大和市保健福祉センター1階ホール

長年にわたり地域福祉活動推進に尽力されたことによるとして
アダプティブテクノロジーが福祉の日市長表彰を受けました。

皆様方々の協力があってこその市長表彰と思います。
ありがとうございます。

2017年10月14日
アダプティブテクノロジー
代表 鳥原信一

賞状
【写真:賞状】
市長表彰壇上写真1
【写真:市長表彰壇上写真1】
市長表彰壇上写真2
【写真:市長表彰壇上写真2】

アップル・ウォッチのアクセシビリティ 
–視覚障害者の観点から–(鳥原)

鳥原 信一

1..はじめに

視覚に障害があっても、iPhoneはボイスオーバーにより操作が可能である。
アクセシビリティを考慮した製品と言える。
アップル・ウォッチ(iPhoneと一緒に使う)のアクセシビリティを実際に入手して確認したので報告する。
さらに、ヘルスケア・ウォッチとしての有効性についても述べることにする。

2.従来技術とその問題点

これまでは、iPhoneに加えて、つぎのものを用いていた。
(1)盲人用時計(触覚により時刻が分かる腕時計)
(2)ブルーツース・イヤホン(片耳、本体を耳に挿入して引っかけるタイプ)

(1)の問題点
むしろ利点であるが、音声時計では、いつでも時刻を確認することができないが、盲人用腕時計は触って時刻を知るので、いつでも静かに時刻が確認できる。
一方問題点としては、触って時刻を知るので、針が動いてしまい、時刻が多少くるってしまうことである。
また、時計盤が汚れたり、髪の毛が混入したりして、故障しやすいと言える。

(2)の問題点
iPhoneをジーンズの前ポケット、あるいはカバンに入れておくと、電話の呼び出し音、メールが来た通知音が分からない、バイブレーションにしておいても分からないことがあり、イヤホンを使用していた。
イヤホンの線がじゃまであること、視覚障害者なので両耳タイプは使えない(歩行困難になる)ことから、耳にかける片耳タイプのブルーツース・イヤホンを使っていた。
マイクも付いており、電話にもすぐに応答できた。
このイヤホンを外出時には常に耳にかけておくのはかなりの負担であった。
そして実際には耳からはずれて地面に落下してしまい、探せずなくしてしまったのである。

 
3.アップル・ウォッチによる問題解決

3-1.アップル・ウォッチ

つぎのアップル・ウォッチのビデオガイドを見るとおおむねどのようなものかが分かります。

Apple Watch – ビデオガイド –
http://www.apple.com/jp/watch/

アップル・ウォッチを購入した時に、iPhoneとのペアリング、アップル・ウォッチのボイスオーバーをオンにするなどの初期設定はお店の方に行ってもらいましょう。
アップル・ウォッチのユーザーガイドの中のアクセシビリティ、ボイスオーバーのページから見て行きます。「次へ」を押すと関連ページが次々と表示されます。

アクセシビリティショートカット – Apple・Watch ユーザーガイド
http://help.apple.com/watch/?lang=ja-jp#/apda74993b58

数ある設定の中で次の3つは設定しておいた方がよいと思います。

●手首を上げる度に音声時計が動くようなものですので、オフにしておきます。
 時刻を知りたい時は文字盤をダブルタップします。
 手首を上げたときに時刻を読み上げる: iPhone で「Apple・Watch」App を開き、
 「マイウォッチ」をタップし、「一般」>「アクセシビリティ」>「Voice Over」と
 選択してから、「手首を上げて話す」をオフにします。

●電話の着信音量を0にして、バイブレーションをオンにする。
 通知の音量と振動の強さを調節できます。

●サウンドと振動

  • iPhoneの「Apple Watch」アプリ > マイウォッチ > サウンドと振動
  • Apple Watchの「設定」アプリ > サウンドと振動
  • のどちらかで設定します。

    ●わかりやすい振動
    「わかりやすい振動」をオンにすると、認識しやすいように振動が大げさになります。

     
    3―2.問題解決

    (1)の問題解決

    アップル・ウォッチは、いわば、正確かつ高級な音声時計である。
    触って時刻を知るのではないので、汚れたり、針が動いたり、故障しやすいということはない。
    しかしながら、音声時計であるために、人に知れずに時刻を知ることができない。
    これについては次節でバイブレーションによる時計を提案する。

    (2)の問題解決

    ブルーツース型イヤホンは紛失しやすいと言える。
    アップル・ウォッチは、バイブレーション(振動)により、様々な通知を行う。
    電話がかかってくるとアップル・ウォッチが振動する。
    そのままアップル・ウォッチで応答することも可能であるが、公衆の面前では
    電話の内容が聞こえてしまうので、あとからiPhoneで着信履歴、または留守番電話を
    確認して電話をかけることになる。

     
    4.バイブレーションによる時刻の通知

    アップル・ウォッチには多くのバイブレーション(振動)パターンがあるようである。
    バイブレーションのパターンで自動的に定時を通知する。
    あるジェスチャーをすると(文字盤をトリプルタップなど)バイブレーションのパターンで
    時刻を知ることができる、このような時計アプリが望まれる。

    参考までに、日本点字図書館で販売している「触読式振動時計メテオ」を紹介する。

    ● 3つのボタンを押すことにより時間を振動で知らせる触読式ポケットウォッチです。
    ● スイスでデザインされ、机に置いておくとオブジェのような目を引く不思議な形です。
    ● 色は黒で、ゆで卵を縦半分に切ったような半球型の内側に3つのボタンがあり、
     掌に収まる大きさです。
    ● ボタンは、厚みの薄い側から時間、真ん中の10分、1分の順に並んでいます。
     1の単位は「ブッ」と短くふるえ、5の単位は「ブゥー」と長くふるえます。
     例えば1時27分なら、時間のボタンを押すと「ブッ」と1回、10分のボタンを押すと
     「ブッ、ブッ」と2回、1分のボタンを押すと「ブゥー、ブッ、ブッ」とふるえます。
    ● 今までの触読時計で正確な時間が分かりづらかった方や静かな所で音声時計を
     使いづらかった方にお勧めの振動時計です。
     ポケットに入れたまま時間確認ができます。
    ● 時間は、12時間通知のみです。

    触読式振動時計メテオ
    http://yougu.nittento.or.jp/product1324_126.html

     
    5.ヘルスケア・ウォッチとしてのアップル・ウォッチ

    アップル・ウォッチの「アクティビティ」を設定して、ヘルスケア・ウォッチとして使います。

    Apple Watch でアクティビティ App を使う – Apple サポート
    https://support.apple.com/ja-jp/HT204517

    毎日のムーブゴールは、1日に所定のアクティブカロリーを消費することで達成できます。
    アクティブカロリーは、基礎代謝とは異なり、立ち上がったり体を動かしたりしたときに消費されるカロリーです。
    毎日のエクササイズゴールは、1日あたり 30分程度の運動をすれば達成です。
    早歩き程度、またはそれ以上の体の動きを 1分続ければ、エクササイズとムーブとしてカウントされ、それぞれのゴールに近づきます。早歩きより軽い動きは、毎日のムーブゴールにだけ加算されます。
    毎日のスタンドゴールは、1日2 1時間あたり 1分以上立ち上がって少し体を動かせば達成です。
    1時間に1分以上立って動かないと”Stand”の通知(バイブレーション)があります。これはとても役に立ちます。

     
    6.おわりに

    アップル・ウォッチはiPhoneとともに使うものであるが、アップル・ウォッチのボイスオーバーも十分使えるレベルである。
    バイブレーションによる通知はきわめて有効である。
    加えて、視覚障害者のために触る時計をアプリで実現してもらいたいと思う。
    ヘルスケア・ウォッチとしても、バイブレーションによる通知と、その後のボイスオーバーによるActivityの確認はとてもよい。
    特に、座ってばかりいる筆者にとって、”Stand!”という通知と、メッセージはきわめてよい機能である。

    ヘルスケアウォッチ使用レポート「ムーヴバンド3」(三木)

    2016年7月31日
    三木清史

    1. 選択理由

    活動量を計測する機器は大きく3種類(時計型、リストバンド型、クリップ型)に分けることができる。筆者は複数の腕時計をその日の服装や気分によって使い分けているので、時計型以外から選択したい(両腕に時計はしたくない)と考えた。また、クリップ型(ベルトやポケットなどに装着するタイプ)は、帰宅後や就寝時に服を着替える度に付け直す必要があり面倒であると感じたので、リストバンド型からの選択に絞り込み、単独でも記録されたデータの確認ができて安価である「ムーヴバンド3」が手頃に使えると判断した。

    ムーヴバンド3

    【写真 :ムーヴバンド3】

     
    2. 機能(できること)について

    *** 「ムーヴバンド3」単体でできること ***

    ●歩数の管理(ふつうの速度と速歩きの区別される)
    ●あらかじめ設定した目標歩数に達したときに、バイブレータで通知される。
    ●消費カロリー計算、歩行距離換算
    ●睡眠の質の計測(深い睡眠、浅い睡眠)
    ●食事をした時刻の記録(手動でボタンを押す)
    ●アラーム機能(曜日ごとに時間設定が可能)

    *** 専用アプリ(モバイル端末側)でできること ***

    ●歩数記録結果の表示(日にちごとの値)
    ●消費カロリーと移動距離表示(歩数をもとにした算出値)
    ●睡眠量と質をグラフにより確認できる
    ●アプリへのデータ転送は、指定時刻に自動転送する方法とアプリ側の操作で転送
     する方法の2種類。
     各データの推移はグラフ表示できる(日ごと時間ごとの切り替え)。
    ●他の機器との連携や手入力により、体重、体脂肪率、骨格筋率、体温、血圧、脈拍
     などを一元管理できる。
     

    アプリ画面の例(iOS版)

    【写真 :アプリ画面の例(iOS版)】

     
    3. 使用してみた感想

    ●歩数と消費カロリーを随時確認でき、1日に歩いた量を意識するようになった。
    ●その日の活動量と食事(摂取したカロリー)とのバランスを考えるようになった。
    ●睡眠量や質の向上など、生活習慣を見直すきっかけ作りとして有効であると感じた。

     
    4. 改善希望項目

    ●使用開始時にアプリをインストールした端末とのペアリングをしなくてはならず、
     単体だけでは使用できない。
     充電を忘れたときなどに再度ペアリングが求められるなど、同期を行う頻度が
     高く感じられる。単独でも使用できるようにして欲しい。
    ●ベルトの装着にコツが必要(2つの突起を穴にはめ込んで固定する)で、しっかり
     止めていないと気づかないうちに外れることがある。筆者は2度ほど紛失しかけた。
    ●日中の屋外では周辺が明るすぎるためにディスプレイの表意がほとんど見えない。
     手や庇を作るなど周辺光が入らないように影を作る必要がある。

     
    5. 高齢者、視覚障害者の使用にあたって

    ●初期設定はモバイル端末のアプリ側で行う必要があるので、ある程度のITスキルが
     必要となる。
     アプリ側とのペアリングが完了すれば、装着しておくだけで自動的にデータが
     溜まる点と、データ転送が自動で行われるので操作はシンプルである。
    ●説明書は同梱されていないので、Webページなどから入手。
    ●ムーヴバンド本体には音声ガイド機能はなく、視覚以外での電源のON/OFF状態の
     確認手段がない。充電開始時と完了時はバイブレーションにて。
    ●アプリの音声読み上げ(Voice)対応は不十分で、画面に表示されている内容が
     読み上げられない箇所や、画面には表示されていない要素が読み上げられる
     などの課題を感じる。

    以上

    ヘルスケアウォッチ使用レポート(松本)

    2016年7月31日
    松本裕美子

    1. ヘルスケアウォッチを選ぶ際のポイント

    数多くのヘルスケアウォッチがあり決定には時間を要したが、よくよく機能の比較をしてみるとそれぞれ特徴があり、目的や得意な分野が異なっていることが分かった。
    何を目的に使用するか、何を必須の機能とするかによって選択肢は絞られてくると思う。
    私の場合、重視するポイントとして
     ①歩数や運動の管理ができる
     ②睡眠の質を図りたい
    といった機能面で絞り込みをしたが、最終的には毎日仕事中もつけていられること、という点でデザインを重視しJowboneのUP3に決定した。

    Jowbone UP3写真

    【写真 :Jowbone-UP3】

    (機能比較は添付「ヘルスケアウォッチ調査表」のとおり)

     
    2. Jowbone UP3でできること

    ●歩数の管理
    ●心拍の計測(睡眠時、安静時 ※活動時のリアルタイム計測は不可)
    ●睡眠の質の計測(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠が計測可能)
    ※レム睡眠まで計測できる製品は調べた限りでは他にないと思われる。
    ●食事、体重、運動の登録が可
    ●アラーム機能(浅い睡眠時に起こしてくれる機能あり)
    ●スマートコーチ(目標に対する進捗レポートや傾向を分析し、アドバイスをくれる)
    ●友だちと連携する機能あり
    ●アイドルアラート機能(設定した時間動かないとアラートし、運動を促す)
    ●期間や日にちごとのグラフによる分析機能

    上記のデータはすべてスマホアプリ「UP」にBluetoothで同期し、アプリ内で確認することができる。デザインがスマートな分、本体には時計の機能や表示画面もなくスマホアプリがないと成立しない。

    アプリ画面イメージ

    【写真 :アプリ画面イメージ】

     
    3. 使用することによるメリット

    ●意識的に歩くようになる。
     また、スマホの歩数計のように携帯を持っていなくても計測ができ便利。
    ●目標を設定することでアドバイスがもらえる。
     アドバイス機能はあまり重視していなかったが、見られているという感覚が
     生活リズムを改善しようというモチベーションになっており、意外と重要な機能。
    ●今まで知らなかった自分の睡眠状態や心拍の状態から、お酒を飲んだ日と
     飲まない日の睡眠の状態など、生活のどんなことが何に影響しているかが
     分かるようになる。
    ●アイドルアラートにより仕事中も定期的に動くようになる。

    日常的な活動量や睡眠、食事などについて意識する上で、ヘルスケアウォッチの活用は非常に有効だと感じた。
    自分の習慣や生活パターンの改善に役立つ。
    ただし、UPは運動時の心拍や状態等の把握はできないため日常生活の改善をしたい人向きで、運動の質を測りたい、強化したいという人は別の製品の方がよいと思う。

     
    4. 改善ポイント

    ●スマートコーチのメッセージの参照リンクがほぼ英語の記事であるため、
     英語がわからない人、高齢者などはアドバイス機能を使いきれない。
    ●ベルトがまれに外れる。
    ●運動時の計測もできるとなおよい。

     
    5. 高齢者、視覚障害者の使用にあたって

    ●基本的に装着しておけば自動的にデータが溜まっていくため操作はシンプル。
     データを確認する際の操作としてはbluetoothの接続とアプリの起動のみで
     データを確認することができる。
     したがって、視覚障害者が使用する場合も、スマホの読み上げ機能を使用
     すれば簡単に操作、確認ができる。
    ●お友達との共有機能の本来の目的は切磋琢磨し競い合って運動したりすること
     だが、同機能を使用すれば、家族同士で状態を確認することも可能で、
     一人暮らしのお年寄りの安否確認なども可能と思われる。
    ●細かい説明書などはないが、操作自体は難しくなく、アプリの表示も直感的
     なので一度使えば問題なく使えると思う。
    ●視覚障害者の利用を前提とした場合、androidではスマホのユーザー補助機能に
     あるTalkBackを使用することで読み上げが可能。
     UPを起動すると基本的なデータのサマリーはタイムライン上に表示されるので
     問題なく読み上げが行われる。
     ただし、詳細画面のグラフなどは表現できない。
     例えば睡眠データにおいて、全体の睡眠時間、レム睡眠時間、浅い眠り時間、
     深い眠り時間はわかるが、何時から何時の間に深い睡眠、といったものは
     読み上げができない。
     
    TalkBack自体の操作も初めてだったため、あくまでも初見での確認結果であり、完全に検証ができているわけではないことは付け加えておく。

    以上

    ヘルスケアウォッチ調査表
    ヘルスケアウォッチ調査表

    ヘルスケアウオッチ の報告(谷口)

                     2016年7月22日
    谷口 宣雄

    1. 概略
    ヘルスケアウオッチについて最初は殆ど無知でしたが、今回調査し試行してみることになり理解することができた。
    以下調査、購入・試行した結果を報告する。

    2. 調査
    プロトタイプはアップルウオッチであるが、ヨドバシカメラやネットで調査すると、色々なものがあることがわかった。
    主に比較検討した物は
    エプソン、Withings, Jowbone, Fitbit, Garmin, Polarのリストバンドタイプやウオッチタイプで、
    その中で選んだのはActive pop (Withings社 最近ノキアに合併)のヘルスケアウオッチである。
    主な機能&特長は、腕時計タイプで時刻を表示し(分針はある、秒針はない)、歩数もアナログ表示する。スマホのアプリ(Withings)と同期して、歩数、距離、消費カロリー、睡眠パターンなどをスマホに記録表示できる。

    写真 携帯にデータを表示した例
    【写真 :携帯にデータを表示した例】

     

    *** 参 考 ***

    ■ 良い点

    (1) 電源は電池で頻繁な充電が不要(電池寿命は公称8か月)
    (2) デザインはしゃれている。

    装着状態のウォッチ
    【写真 :装着状態のウォッチ】

    (3) 防水(5気圧対応、プール内でも使用可能)
    (4) アプリでは数字データの他、歩数の時系列棒グラフの他、睡眠パターンの表示ができる。
    (5) アプリには体重、心拍数、血圧、食事(Kcal)などのデータも手入力または同期する他の機器(例えば体重計、心拍計など)のデータを取り込める。また活動に関しては、基本のウオーキング以外に水泳、サイクリング、フィットネス、ランニング、ハイキング他などのデータを同期して取り込める。(活動内容によっては別に心拍計他データ検出機器は必要)
    (6) アプリでは例えば歩数の1日の目標値を設定できる。
    (7) メールで一週間の集計データや目標との差などをメールで送ってくれる。
    また目標値を達成した場合、マーカー(バッジやsmile)を送ってくるなど、遊び心がある。

    ■ 良くない点
    (1)アプリ(スマホ)とウオッチ本体の同期が遅い。
    (2) 本体の歩数や時間表示はバックライト又は蛍光表示がないので、夜外など暗いところではみにくい、見えない。
    (3) 時計が遅れる。2~3か月で約2分。自動調針のため簡単に合わせられない。(使い始め時  のセットアップが必要と思われる)

     

    3. 使用状況
    現在約4カ月使用中で、iPhone6+同アプリ、歩数計(いわゆる万歩計)を併用して、データを比較してみた。

    (1) 短い距離での歩数と歩行距離の比較は以下の表&棒グラフで示すが、大体あっている。

    Health watch データ比較表【Health watchデータ比較表】

    注)距離の実測値は道路上の誘導用ブロック(一辺30cm)の数をカウントして算出
    歩数計:No.4以降 一歩の歩幅を55cm→70cmに歩数計の設定を変更した
    結果、Withings, iPhoneと距離の差はなくなった。
     

    歩数比較グラフと距離比較グラフ
    【歩数比較と距離比較グラフ】

    (2) 数キロ以上の長距離になると各々データに差は出てくるが、目安と思えば実用上は問題ない。
    誤差の原因はわからないが、iPhone6はズボンのポケットに入れ足の動きを、歩数計は腰のバンドに装着して腰の動きを、Withingsは腕にはめて腕の動きを検出して歩数を算出している。
    距離については、歩数計は大よその歩幅を設定できるが、iPhoneとWithingsはどのように算出しているかは不明。(身長データを入力しているのでそこから設定か)

    (3) 選定時の関心事1・・・睡眠パターントラッキングについて。
    時計を腕にはめたままアプリをスタートさせると、睡眠中のパターン(深い、浅い、目覚める)が時系列でわかり、それぞれの正味時間も記録される。
    ただこの機能はiPhoneでもアプリ(Sleep Meister)をインストールすれば得られ、こちらの方がデータとしては詳しくかつ見やすい。
    iPhoneの方は寝る時スマホを枕元に置くだけでデータが取れるので、睡眠中も時計を腕にはめておくわずらわしさがないのが良い。
    尚どちらも目覚まし設定はできる。

    (4) 選定時の関心事2・・・水泳での使用
    メーカー説明書には水泳も使えるような説明になっているが、ヨドバシカメラでは完全防水では無いので、たまたま水がかかる場合や静止した水につける場合などはOK(防滴)だが、水泳など圧力のある動く水につけるのは保証できないとのことであった。
    実際にプールで連続約30分 10回以上使ってみたが、今のところ支障は出ていない。
    但し風呂内での使用はやめている。
    水泳のデータは水泳時間と消費Kcalがアプリ上に記録される。
    実際問題として使えることはわかったが、Kcalはどのように算出するのかわからないし、おおよその水泳時間は把握できているので、水中で継続して使用する必要性もない。

    (5) データの精度は確信持てないが、他の機器と比較しても極端な差はないし、時計としてもいつでも使えるので、総合的には‘良’である。
    Bluetoothでつながる心拍計や体重計なども併用すると,より総合的なhealth careの管理が可能となると思われる。

    以上