毒を取り続けても、免疫は出来ない!
「毒を少量ずつ取り続けると、免疫(めんえき)が出来て、毒に強くなる」
と、よく言われます。
しかしこれは厳密には間違いなのです。
実は、免疫を作れる毒と、作れない毒とがあるのです。
例えば、予防接種などは、「免疫を作れる毒」を意図的に体内に入れ、免疫を作らせ、病気に強くする物です。
このような体の反応を、免疫抗体反応と言い、こうして生まれる免疫(正確には抗体)を免疫抗体と言います。
そして、もう一つの免疫が「薬物代謝酵素」と言うもの。
これは、ものすごく弱い毒、つまり致死量が高い毒が体内に入った時生まれる物で、これが「免疫」だと考えても、おおむね間違いではないでしょう(もちろん、正確には間違いですが…)。
この薬物代謝酵素は、体に入ってきた毒を他の物質に変えて水に溶けやすくしたりして、毒を中和する作用を持っています。
これのおかげで、次回以降、同じ毒が少量入ってきても、それを中和してくれるのです。
しかし、どんな物でもこのように免疫が出来るわけではありません。
強力なフグ毒や青酸カリ、ヒ素のように、分子量(分子の重さ、と考えてもらっていいです)が大きな毒に対して、人体は抵抗力を持つ事が出来ないのです(理由不明。どなたか知っていたら教えてください)。
なお、ここで言う「毒」とは、病院で貰う薬や、LSDなどの「薬物」も含まれます。
そのため、病気の治療でも、治療が長引くと薬に対する抵抗が出来てしまうので、治療の途中で薬を変えなければならなくなるのです。
薬物を長期間服用していると、段々薬物の効き目が薄くなっていきますが、あれもこのような原因からなのです。
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