壱、弐、参、さてその次は?
領収書や小切手などで、変造を避けるために1、2、3の数字の代わりに漢字で壱、弐、参と書くことがあります。
これらを大字(又は代字)といって、奈良時代から用いられていました(その証拠に奈良時代の『正税帳』には代字が使われています)。
代字を用いるのは普通3(参)までで、4以上は普通の漢数字で書きます。
ですが、代字はちゃんと4以上にも存在します。
では、どんな漢字で表すのでしょうか?
江戸時代の著名な数学者、吉田光由に『塵劫記(じんこうき)』という算術書があり、その中に大字についての解説があります。
それによると、1は壱、2は弐、3は参と書くとする、とあります。
では、それ以上を見てみましょう。
4は肆(シ)、5は伍(ゴ)、6は陸(ロク)、7は漆(シチ)、8は捌(ハチ)、9は玖(ク)、10は捨(ジュウ)と書く、とあります。
これらのほとんどは音が同じであることからの代用ですが、「弐」と「参」と「伍」には本来それぞれ「2」「3」「5」と言う意味があります。
また、よくこれらを旧漢字と勘違いしている人がいますが、それは間違いです。
ちなみに、100は「陌」や「佰」、千は「阡」や「仟」と表記します(万以上不明。どなたか知っていたら教えてください)。
そして、11は壱拾壱、12は壱拾弐、20は弐拾、123は壱陌弐拾参と表記します。
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