「I'm sorry」と「すみません」の大誤解!
「外国人(英語を使う人)から見ると、日本人は謝ってばかりいる」と言う話があります。
これは、日本語と英語の言葉の違いから来る、一種の誤解なのです。
英語で謝る場合、一番有名なのは「I'm sorry」。日本語では「すみません」「ごめんなさい」などです。
ところが、日本語では、「すみません」を、謝る場合以外にも使います。
その、「謝る場合以外」の「すみません」を英語で言うとき、単純に「I'm sorry」としてしまうため、冒頭のような話が生まれるのです。
例えば、道に迷ってしまって、誰かに道を聞きたい時。
日本語ならば、目の前の人に「すみません」と言って、声をかけます。
これを、英語で「I'm sorry」と言ってしまうと、間違い。正しくは「Excuse me(イクスキューズ・ミー)」です。
また、会話中にセキが出たり、肩が触れてしまったりと、ほんの小さな事の場合も、「I'm sorry」ではなく、「Excuse me」が使われます(ただし、イギリスでは「Sorry」の方が多いようです)。
それから、「ありがとうございます」と言う意味合いでの「すみません」。
「すみませ〜ん。どうもわざわざありがとうございます」などという場合の「すみません」も、「I'm sorry」と言うと間違い。
この場合は、単純に「Thank you(サンキュー)」で構いません。
他には、「すみませんが、○○してくれますか?」と言う場合の「すみません」。
実は、英語には、このような場合「すみません」をつけません(日本語に訳す時に、つける場合がある)。
ですので、そのまま「○○してくれますか?」と言えば良いのです。
ちなみに、「○○してくれますか?」は、「Would you ○○(ウッデュー○○)」と言います。
「すみません、もう一度言ってくれますか?」には、一語で表す単語があり、「Pardon?(パードゥン?)」と言います。
英語の授業のようになってしまいますが、最後にこんな例文を。
「すみません。最寄りの銀行はどこでしょうか?」 「すみません。ちょっとわかりません」 「すみませんでした」
これを英語にすると、
Excuse me. Where's the nearest bank, please?”“I'm sorry. I don't know.”“Thank you anyway.”
下線を引いたところが、各セリフの「すみません」にあたります。
なお、最後の一言が「Thank you」ですが、これは英語の慣習で、仮に相手が答えられなくても、「聞いてくださりありがとうございます」と言うような意味合いで、「Thank you」と言います。
ちなみに、注意された時も、「I'm sorry」ではなく、「Thank you for advice(サンキュー・フォー・アドバイス)」と答えるのが普通です。
こうしてみると、英語を使う人は、感謝ばかりしているように見えるのですが、どうでしょう?(別に悪い事ではありませんが)
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