玉のようで、玉じゃない
文字には不思議な物が多く、「そっくりな字」と言う物が数多く存在します。
そのうちの1つが、「玉」にそっくりな常用外漢字。
そのものズバリ、「」と言う字が存在するのです。
要するに、「玉」をひっくり返した物です。
読み方は「キュウ」や「ク」。部首は「たま」です。
「玉」をひっくり返した字だけあって、その意味は「キズのある玉」。
他には、「玉に加工する人、玉細工の職人」と言う意味もあります。
「玉に加工する人」と言われても、ピンとこないかもしれませんが、こう言う事です。
そもそも「玉」と言うのは、今ではボールのように「丸い物」を指す事が多いですが、
元々は「宝石」など、高価な物を指す言葉でした。
ですので、その宝石を加工したり、首飾りにつけたりする、そういう人たちの事を「」と呼んだのです。
ただ、「玉」と「」はあまりにもそっくりなので、「これは同じ字だ」とする説もあり、詳しい事はよくわかっていません。
なお、「玉」が宝石を指す好例としては、「玉に瑕(きず)」があります。
この「玉」とは「宝石」の事で、「この瑕さえなければ、綺麗な宝石なのに…っ!」と言う意味です。
「瑕のある玉」…そう、要するに「」の事です。
機会があったら、「玉に瑕」の代わりに「」と書いてみたらいかがでしょうか?
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