「宇宙」って、どんな場所?
夜、空を見上げると満天の星空が…。この星がある場所が、宇宙です。
では、この「宇宙」と言う「言葉」は、いったいどんな意味なのでしょうか?
まず、この「宇」と「宙」の関係ですが、この2つは「対義語」と言って、お互いに反対の意味を持つ漢字なのです。
「宇」と言う字の下の部分は、「弓なりに曲がってまたがる」と言う意味で、上の部分(ウ冠)は、「屋根」や「覆う物」と言う意味です。
つまり、「宇」とは、「自分の上に覆いかぶさる物」を意味します。
そこから、「自分の上に覆いかぶさる物=空間」と言う意味が、「宇」と言う漢字に与えられました。
そして「宙」と言う字の下の部分(由)は、「深く通じる穴」を意味します。
これに「ウ冠」がかぶさると、「奥深くまで伸びている建物」と言う意味になります。
奥深くまで伸びる建物は、「永遠に続く」と言うイメージを持たせます(少なくとも、昔の人は持ったようです)。
そこから、「永遠に続く物=時間」と言う意味が、「宙」と言う漢字に与えられました。
つまり、「宇」は「空間」を意味し、「宙」は「時間」を意味する漢字と言う事。
ですので、「宇宙」とは、「空間と時間」と言う、我々の住むこの3次元(上下・左右・前後)と時間を合わせた4次元を表す言葉なのです。
なお、「宇」と「宙」には、どちらにも「無限」と言う概念があります。
要するに、「宇」は「無限の空間」、「宙」は「永遠の時間」を表している、と言うわけです。
ちなみに、「宇」と「宙」は一応対義語ですが、概念が似ているのか、同じ意味も持っています。
この2つの漢字には、この他に、「空」「天」と言う意味があり、「宙」も、「空間」と言う意味を持っています。
「宙返り」や「宙に浮く」などは、この「空」や「空間」の概念から生まれた言葉です。
ただし、「宙」に「空間」と言う意味を持たせたのは日本人。本来の意味ではありません。
中国の文献には、「往古来今、謂之宙。四方上下、謂之宇」
つまり、「過去・現在・未来を『宙』と言い、上下・左右・前後を『宇』と言う」と記されているそうです。
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