赤ん坊は、母親と父親を“使い分ける”!
これは、生物共通の考え方ですが、生き物と言うのは、みな、「自分を守る」方向へと、動こうとします。
そのため、まだ理性がほとんど無い赤ん坊(乳児)では、母親と父親に対して、実に面白い行動を見ることが出来るのです。
こんな実験が行われました。
母親、父親、そしてその2人の赤ん坊に、1つの部屋に入ってもらいます。
母親と父親を、それぞれ離れた別の場所(例えば、部屋の奥の両隅など)に配置します。
その後、両親から離れた場所まで赤ん坊を連れて行き、そこで赤ん坊を放します。
さて、赤ん坊は、母親の元へ行くでしょうか? 父親の元へ行くでしょうか?
この実験の結果は、その時の部屋の状況によって、大きく変化しました。
まず、部屋が明るく、赤ん坊が安心できるような状況の時。
赤ん坊は迷わず母親の元へ駆け寄り、母親にしがみ付きました。
しかし、部屋を薄暗くするなど、赤ん坊が不安になるような状況を作ると、結果は一変。
赤ん坊は、一目散に父親の方へと駆けて行ったのです。
この現象は、こんな風に考えられます。
そもそも、赤ん坊から見た場合、母親、父親とは本来、どういう存在でしょうか?
赤ん坊にとって母親とは、自分を優しく抱き上げて母乳をくれる…「ご飯をくれる存在」なのです。
一方、赤ん坊にとって父親とは、昼間は狩りでいないけれど、夜になると帰って来て、寝床を守る…つまり「自分を守る存在」なのです。
そのため、赤ん坊が安心できるような状況では、生物の本能である「食」を求め、母親の元へ駆け寄るのですが、
何か危険を察知すると、「安心」を求め、父親の元へ駆け寄るのです。
このようにして、赤ん坊は、ある意味では両親を“使い分け”て生きているのです。
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