相手の気持ちを知る方法
「目は口ほどにものを言う」などと言われます。
目だけはウソをつかない、と言う意味です。
この目ですが、実は相手の目をよく観察すると、相手が自分のことをどう思っているかがわかるのです。
光の加減によって、瞳(ひとみ/瞳孔〔どうこう〕)が大きくなったり小さくなったりすることはよく知られています。
明るいところでは瞳孔は縮まり、暗いところでは逆に大きく開かれます。
しかし、瞳孔は感情によってもその大きさを変えるのです。
同じ明るさの下でも、なにかに興味をそそられたり、興奮を覚えたりすると、瞳孔は大きくなるのです。
アメリカの心理学者ヘスは、ひょんなことから、光の量以外でも瞳孔の大きさが変化することに気付きました。
ヘスの妻が、部屋は十分明るいのに「瞳孔が大きく開いている」とヘスに言ったことがヒントになりました。
そのとき、ヘスはお気に入りの写真集を見ていたのです。
「人の瞳孔は関心の度合いによって大きくなったり小さくなったりする」
この仮説を証明するために、ヘスは次のような実験を行いました。
5枚のスライド写真を1枚ずつ映写して見せ、被験者の瞳孔を毎秒2枚のペースで撮影しました。
ここで使われた写真は「赤ちゃん」「赤ちゃんと母親」「男性ヌード」「女性ヌード」「風景」の5枚。
それぞれ10秒ずつ映すので、1カットで得られる瞳孔の写真は20枚前後。
常時の瞳孔の大きさもチェックし、それを基準に、開けばプラス、縮めばマイナスとして瞳孔の大きさをパーセントで表しました。
瞳孔が大きく開いたのは、男女とも異性のヌード写真のときでした。
また、赤ちゃんと母親の写真では、女性は男性ヌード以上にプラスに反応。
赤ちゃんだけの写真にも拡大を示しました。
しかし、両者とも男性は目立った変化はありませんでした。
風景写真にいたっては、男女とも反応は小さく、特に女性の場合はマイナスの反応を見せています。
男性は赤ちゃんの写真には特に反応しなかったと言いましたが、これには続きがあります。
後に既婚で子持ちの男性となれば、瞳孔は大きく開くようになることがわかったのです。
顔の表情なら誤魔化すことはできますが、瞳孔はそうはいきません。
無意識のうちの意識をものの見事にさらけ出してしまうのです。
好きな人と話している時などに、相手の瞳孔をじっと見てみましょう。
大きければあなたに興味あり、小さく見えるなら興味なし、です。
戻る