何故隅に座りたくなるのか?
あなたはこんな経験ないでしょうか?
例えば電車に乗るとき、何故か7人がけの座席の一番端に座りたくなる…。喫茶店などで、壁際の席に座りたくなる…。
そして、いきなり中央付近に座ると、なんとなく落ち着かない…。
実はこれ、あなただけでなくほぼ全ての人間が共通して持っている習性なのです。
例えば、暗闇の中を手探りで歩く場合。
すぐそばに壁があるのと、壁が無いのとでは、壁がある方が安心できます。
壁がすぐそばにあると安心できるのは、自分の位置を判断する上で重要なよりどころになるからなのです。
なんの目標物もない大平原や砂漠を歩くと、本人はまっすぐ歩いているつもりなのに、いつの間にかに少しずつ進路が傾き、大きな円を描いて、いつの間にかに元の場所に戻ってきてしまいます。
人間とは、本来あまり広くて単調な空間が苦手な生物なのです。
しかし、壁に沿って歩けば、少なくとも道に迷うことはありません。
また、壁際ならば、少なくとも壁の側には、自分をを脅かす敵がいないと安心感があり、自分のなわばりを守りやすくなります。
つまり、壁の近くに寄りたくなる理由は、
「ある空間の中では、自分の位置を知り、また、なるべく他者に脅かされない場所を無意識に求める」
と言う本能があるからなのです。
ちなみに、「他人とかかわりあいを持ちたくない」「1人だけでいたい」と思っている人の76%は壁際の席を選び、
「自分たちのグループの席に、他人が同席するのを積極的に拒否する」と思っている人の79%が、部屋の奥の席を選ぶと言う調査結果があるそうです。
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