弟妹は、何故ムカつくのか?
兄姉にとって、弟妹と言うのは、ムカつく存在です。
もちろん、個人差はありますが、「ムカつく存在」と感じている人が、多いようです。
しかしこの現象は、小学生ぐらいに多く、中学、高校と進むと、だんだん少なくなっていきます。
では、そもそも何故、弟妹はムカつくのでしょうか?
実はこの原因は、父母にあるのです。
例えば、長男と次男の場合で考えてみましょう。
まず初めに、両親にとっての第1子である、長男が生まれます。
1人しか子どもがいないため、当然両親の愛情は、長男1人に注がれます。
長男はそのうち、両親の愛情をたった1人で受けるのが、「当たり前」と感じるようになります。
しかし、今度はそこに、第2子、次男が誕生します。
すると当然、両親の愛情は、長男ただ1人ではなく、次男にも注がれる事になるのです。
さらに、生まれたての子どもは手がかかるため、両親の目は、長男より、次男の方に強く注がれます。
初めは弟の誕生に喜んでいた長男も、次第にこの事に気がつきます。
すると長男の目には、次男が、「自分から両親を奪った奴」として映ってしまうのです。
そしてここに、「ムカつく」と言う感情が発生します。これが、弟妹がムカつく理由なのです。
ちなみにこの時、長男は、両親の目を次男から自分に向けさせようとして、様々な策をとります。
そのうちの1つが「退行」と呼ばれる現象で、
これは例えば、1人で服を着れるようになったり、1人でトイレに行けるようになったにも関わらず、
それが出来なくなる(やらなくなる)事です。
長男は、自分を生まれたての赤ん坊ほどに「退行」させ、両親の目をこちらへ向けさせようとしているわけです。
また、折り紙を上手に折るなど、何かをやり終えたあと、「自分がやった」と、やたら「自分が」を強調する現象も起きます。
これも、自分を強調する事で、両親の目を自分に向けさせようとしているわけです。
第2子が生まれた途端、第1子が、いままで見せなかった行動を取るようになる事がありますが、
それらは、この理屈で説明できる場合があります(もちろん、全てではありませんが)。
両親にとって、「第2子の誕生」と言うのは大きなイベントですが、第1子にとっては、強烈なイベントなのです。
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