人はどのぐらい「野次馬」になりやすいか
事件現場などがテレビで流れると、たいてい黒い人だかりが出来ています。
こう言った人々の事を「野次馬(やじうま)」と言うわけなのですが、
アメリカの心理学者・ミルグラムが、「人はどのぐらい野次馬になりやすいか」と言う実験を行っています。
路上に数人のサクラを使って反対側のビルを見上げさせていました(反対側のビルには、何もありません)。
この時、サクラにつられて一体何人の人が集まってくるか、実験をしたのです。
それだけではなく、ミルグラムは見上げているサクラの人数を変えて、サクラの人数によって集まる人数に変化があるかどうかも調べています。
結果はどうだったかと言うと、
サクラが2〜3人の場合だと、通行人の60%が
サクラが5人以上の場合だと、なんと80%の通行人が足を止めて反対側のビルを見上げたのです。
もちろん、サクラが初め2人でも、通行人が足を止めれば、見上げる人間の数は増えて行き、足を止める通行人も増えていきます。
この結果は、人間が飽くなき好奇心を持っていることを証明しています。
が、同時に簡単に操られる心を持っていることも証明しています。
わずかな数の人間で、大勢の人だかりをいとも簡単に作ることができる、と言うわけです。
お店などで使われるサクラも、こうした人間心理を巧くついているわけです。
そうだとわかっていても、ついつい近づいてしまう…人間心理は、本当に不思議なものなのです。
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