落ちない口紅が唇につくのはおかしくないか?
「落ちない口紅」なるものが、あります。
「落ちない」と言うのは、お茶などを飲んだとき、カップに口紅がつかない、と言う事です。
では、何故落ちないのでしょうか? そして、カップにつかないものが何故唇につくのでしょうか?
まず、口紅とはどんなものなのでしょうか?
簡単に言うと、油(オイルベース)の中に、色素が混ぜてあるようなものです。
「落ちる口紅」は、唇に塗ると、唇の上に色素と油が乗っかっているだけのような状態でした。
そのため、摩擦や熱などに弱く、すぐに剥がれてしまうのです。
では、「落ちない口紅」は? と言いますと、
「落ちない口紅」には、油と色素の他に、「超高分子アルギン酸」と言うものが加えられているのです。
「高分子」とは、原子がなが〜〜く連なった分子のこと。
そして「アルギン酸」とは、食品添加物などに使用されている、炭水化物のこと。
このアルギン酸は、乾燥させた海草から得られ、非常に粘り気がある物質です。
食品の粘度を高めるために使用されており、さらに水と反応しやすいと言う特徴もあります。
そして、「膜を作る」と言う重要な性質(被膜形成能力)もあるのです。
唇には水分が含まれているので、口紅を塗ると、超高分子アルギン酸が、水分と反応。
その粘度で、唇にしっかりと定着します。
そして、被膜形成能力によって、口紅の周囲を膜で覆います。
そのため、周りに何か触れても、色素が移りにくい(口紅が剥がれにくい)、と言うわけです。
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