「大きな古時計」の「おじいさん」は90歳!
有名な童謡「大きな古時計」。この歌詞の中には、「おじいさん」が登場します。
その中で、おじいさんは100歳、と言う事になっています。
おじいさんが生まれた日に買って来た時計が、「100年休まずにチクタクチクタク」動いている事からそれがわかります。
ところでこの童謡は、元々アメリカの民謡「Grandfather's Clock」を和訳したもの。
しかし、この曲の歌詞を見てみると、時計が動いていたのは100年ではないのです。
元の歌詞の当該部分には、
「Ninety years without slumbering」
直訳すると、「90年間休み無しに」とあります。
つまり、元の歌詞では時計が動いていたのは100年ではなく90年。
従って、おじいさんも100歳ではなく90歳になるのです。
この歌詞を訳したのは保富康午(やすとみやすご)と言う方なのですが、この人によると、歌いやすさを追求した結果、こうなったそうです。
歌ってみればわかりますが、確かに「90年休まずに」ではとても歌いにくい曲になります。
ちなみにこの大時計。初めは棚に置かれようとしていたようで、英語の歌詞の最初の部分には
「My grandfather's clock was too tall for the shelf
So it stood ninety years on the floor」
直訳で「わたしのおじいさんの時計は、棚には大きすぎた。そこで、それは90年間、床にあった」とあります。
また、日本語の「大きなのっぽの古時計」と言う表現からの印象と違い、この時計は意外に小さく、
「It was taller by half than the old man himself」
直訳すると「それはおじいさん自身の半分だけの高さだった」つまり、「おじいさんの半分の背丈」しかありません。
(2008/5/22追記)と思いましたが、「おじいさんの半分だけ高かった」という訳の方がよさそうです(と言うツッコミを受けました)。
おじいさんの身長よりは高かったようです。
歌いやすさを優先させたためなのでしょうが、英語の歌詞と日本語の歌詞には、少しずれがあるようです。
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