七夕は7月7日ではない?
七夕、と言えばもちろん7月7日です。ところがこれは、「旧暦」での話。
旧暦とは明治6年以前に使用されていた暦の事で、「太陽太陰暦(又は太陰太陽暦)」の1つ、「天保暦」と呼ばれているものです。
暦には大きく3つの種類があります。
太陽の動きを利用した「太陽暦」、月の満ち欠けを利用した「太陰暦」、そして両方を加味した「太陽太陰暦」です。
現在我々が使っているのは太陽暦の1つ、グレゴリオ暦ですが、明治6年までは天保暦を使っていました。
太陽太陰暦では、「月が新月になる日」を月の始まりと考え、各月の1日としました。
その翌日を2日、その次の日を3日…と考え、次の新月の日がやってくると、それが次の月の1日となります。
ところが、新月から新月までは平均して約29.5日。
これが12ヶ月だと約354日であり、太陽暦の1年より約11日短いため、そのままでは徐々に季節とずれていきます。
そこで太陽太陰暦ではこのずれがひと月分になると閏月を入れてずれを修正しました。
よく「今日は旧暦では何月何日」と言う話を聞きますが、たいていその日付は1ヶ月ほどずれています。
それは、太陽太陰暦の1年が太陽暦のそれより11日短いからなのです。
また11日短い事から、旧暦での日付が同じでも、現行の暦では違う日になる事もしばしばあります。
さて、七夕に話を戻します。
七夕は7月7日ですが、それは旧暦の話。
では現行の暦ではそれは何日になるのでしょうか。
現在、日本では公式な旧暦の換算は行われておりません。
そのため国立天文台ですら、現行の暦での正確な七夕の日にちを言えません。
そこで国立天文台では、2001年、旧暦における七夕の日(「伝統的な七夕の日」)を次のように定義しました。
「24節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間を含む日)よりも前で、
処暑に最も近い朔(さく=新月)の時刻を含む日から数えて7日目」
太陽黄経(たいようこうけい)とは、太陽が春分の日にある位置を0度とし、そこから東回りに360度測ったものです。
春分の日にある位置(春分点、と言います)を0度とすると、夏至点が90度、秋分点が180度、冬至点が270度となります。
つまり処暑とは、「太陽が春分点から東に150度ずれた位置を通る日」の事です。
それよりも以前にある、処暑に最も近い新月の日から数えて7日目。それが七夕になります。
処暑の1つ前の節気は「立秋(りっしゅう)」。
これはニュースなどでも「本日は立秋です」などと言う事があり、処暑は立秋の2週間ほどあとになります。
ですので、だいたい立秋の1〜2週間後ごろが、旧暦での七夕の目安になります(必ずしも正確ではありません)。
なお国立天文台によると、2012年までの七夕の日付は、下記の通りです。
2007年  8月19日 日曜日
2008年  8月07日 木曜日
2009年  8月26日 水曜日
2010年  8月16日 月曜日
2011年  8月06日 土曜日
2012年  8月24日 金曜日

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