宇宙の電波を、携帯電話でキャッチ!
宇宙が誕生したのは、今からおよそ137億年前と言われています。
宇宙が誕生した時、宇宙空間には、たくさんの電波が放たれました。
この電波は、「宇宙背景放射」と呼ばれ、137億年経った今でも、宇宙空間を飛び回り、そして地球に降り注いでいます。
そのおかげで、宇宙が誕生した頃の出来事などがわかるのですが…。
実はこの電波、普通の携帯電話でも簡単に「受信」する事が可能なのです。
と言っても、「受信する事が可能」ではなく、「受信する事がある」の方が正しいかもしれませんが。
携帯電話で話していると、極まれに、雑音が混ざるのを聞いた事があるかと思います。
その雑音。そのうちの一部は、実はこの「宇宙背景放射」なのです。
携帯電話が「受信」する雑音は、簡単に言ってしまえば「電波障害の雑音」。
宇宙背景放射によって電波障害が起こり、雑音に聞こえてしまうのです。
また、携帯電話でなくても、普通のテレビ(VHF。超短波放送)をつけ、チャンネルが映らないところにあわせてください。
そこには、「砂嵐」などと呼ばれるノイズが映っていると思います。
そのうちの1%程度も、やはりまた、宇宙背景放射なのです(どれ? と聞かれても困りますが…)。
夜。美しい宇宙を見上げながら、携帯電話の電源を入れ、137億年前の電波にそっと耳を澄ませる…。
ただ、「いつ受信するか」&「どれが宇宙背景放射なのか」は一切わかりません。
全ては、あなたと宇宙の結びつきの強さ…。それだけにかかっています。
参考文献;「夜の物理学」(竹内 薫・著)
戻る