マイナスイオンってなに?「マイナスイオン」と言うのをたまに聞きますが、これは一体なんでしょう?
滝の下にはマイナスイオンが豊富、なんてことも聞きますが、それは真実なのでしょうか?
まずは、「イオン」についての説明をしましょう。
「イオン」とは、簡単に言うと、物質を構成している「原子」というものが、電気を帯びた状態のことをいいます。
つまり、物質を構成している「原子」というものが電気を帯びると、「イオン」と呼ばれるようになるのです。
この「イオン」がマイナスの電気を帯びていると、「マイナスイオン」と呼ばれるわけです(ちなみに、プラスの電気を帯びていると「プラスイオン」と呼ばれます)。
では、どうやってマイナスの電気を帯びているのでしょうか?
「原子」と言うのは、大きく3つのもので構成されています。
「陽子(ようし)」「中性子」「電子」の3つです。
このうち「陽子」はプラスの電気を、「電子」はマイナスの電気を、帯びています(「中性子」は、電気を帯びていません)。
原子はこの3つで構成されているのですが、このうちの電子が時々原子から抜け出したり、他から入ってきたりするのです。
原子はそのままの状態だと、陽子の数と電子の数が等しく、お互いにお互いの電気を打ち消しあっています。
しかし電子が抜け出すと、電子の数の方が減ってしまうので、電気が打ち消しあわずプラスの電気を帯びてしまうのです。
逆に、他から電子が入ってくると電子の数の方が多くなるので、マイナスの電気を帯びます。
そしてこれが、「マイナスイオン」と言うわけです。
一時流行った「マイナスイオン」とは、水のマイナスイオン。
つまり、マイナスの電気を帯びている水の原子(正確には分子。分子とは、原子の集まったもの)が流行っていた訳です。
この(水の)マイナスイオンは、衝撃によって大量放出されます。
ですので、大量の水が莫大な衝撃を受ける滝の下はマイナスイオンが豊富、と言う訳です。
では、ここで自宅で簡単にマイナスイオンを発生させる方法を一つ…。
その方法とは、「シャワーを浴びる」。ただこれだけです。
シャワーを浴びますと、その衝撃によりマイナスイオンが放出。
十数分間シャワーを浴びただけで、お風呂場はあっという間にマイナスイオン室と化します。
「半身浴」というのがありますが、シャワーを浴びた後にやれば、プラスアルファ効果も期待できるかもしれません。
ただ、実を言うと、「マイナスイオンが体に良い」と言うのは、科学的に全く根拠のない話。
今現在(2005年4月)、「マイナスイオンが体に良い」と言う科学的証拠は、全くないのです。
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