真空パックは真空じゃない!?
食料品は、酸素に触れると変質します。
そこで、密閉容器に入れて酸素を断てば、変質を防ぎながら長期間保存することができます。
真空パックはそのうちの一つの方法ですが、実は真空パックは本当の「真空」ではありません。
真空とは、いかなる物質も全く無い状態(空間)を言います。
完全な真空は現在の科学技術では、作り出す事が出来ないのです。
真空パックや真空管の真空は低圧(減圧)のことで、その中にはたくさんの気体分子が残っています。
1気圧の気体だと、一平方センチメートルの体積に1兆個の3千万倍もの分子があり、
現在(2001年)最も高性能の真空ポンプを使っても、3万個の分子が残ってしまうと言われています。
真空は人工的に作り出すことはできませんが、宇宙には真空に近い空間があります。
それは銀河系の外にあって、その空間は1平方メートルに原子が1個しかないようなところで、ほとんど真空状態なのです。
ただし、ここでも「ほとんど真空」なのであり、「完全な真空」ではありません。
実は「完全な真空」は、自然界には存在しない(発見されていない)のです。
ですので、「宇宙=真空」と言うイメージが強いですが、実は宇宙は真空ではありません。
何も無いように思える宇宙空間でも、目に見えない多くの原子が、そこら中を飛び回っているのです。
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