白い水着が透ける理由&透けない理由
海やプールで水着を着ますが、その時に白い水着だと、透けてしまう事があります。
色がついた水着では透けないのに、何故白い水着は透けるのでしょうか?
これは、「白」と言う色が、光をたくさん透過させるためです。
そのため、光が水着を貫通し、透けて見えてしまうのですが、何故白は光をたくさん透過させるのでしょうか?
そもそも「色」とはなんでしょう?
色とは、物体に光が当たった時、物体が「吸収しなかった光」によって生み出される物です。
そして「白」とは、「全ての光を吸収しない色」の事です。
「吸収しない」と言う事は、「全ての光を反射させている」と同時に、「全ての光を透過させている」事でもあります。
だから、白と言う色は、光をたくさん透過させてしまうのです。
実を言うと、白い色材は、ガラスのように本来透明なのです。
ですが、ガラスを粉々に砕くと白く見えるように、色材を小さくすると白っぽく見えるのです。
ガラスが粉々になると、表面に小さな凹凸が生まれ、光がそこで反射されやすくなります。そのため白く見えるのです。
とはいえ、本来透明な物なのですから、透けて見えるのは当然です。
さらにこれが水に濡れると、表面の凹凸を水が覆い、見た目上球体っぽくなり、光が反射されにくくなります。
すると、本来水着の表面で反射していた光が水着を貫通し、より一層透けやすくなるのです。
その上水着には伸縮性があります。そうして伸びた部分は部分には隙間が出来やすく、さらに透けやすくなるのです。
以上をまとめると、白い水着が透ける理由は、
「白と言う色が、光を透過しやすいため」と「水着が伸びて隙間が出来るため」の2点になります。
ところで、「水に濡れても透けない白い水着」と言う物もあります。
これは要するに、上の2点を改良した水着です。
先ほど、ガラスが粉々になると、光が反射されやすくなり、白く見えると述べました。
実は、水着に使用されていた顔料は球形で、表面で光が反射しにくかったのですが、
これを星型に改良する事で、表面で光を反射しやすくしたのです。
また、水着に使用されているナイロン糸に、弾力性の高いポリウレタン製の繊維を編みこみ、さらにナイロン繊維で覆いました。
こうして水着を3重構造にする事で、少し伸びても隙間が生まれないようにし、伸びた部分でも透けにくくしたのです。
「星型の顔料」と「水着の3重構造」。これが、白い水着が透けない理由です。
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