酸素の無い宇宙、何故太陽は燃えていられる?
物が燃えるためには、酸素が絶対必要不可欠です。
しかし、宇宙には酸素がありません。
では、何故太陽は、酸素の無い宇宙で燃えることができるのでしょうか?
実は、太陽は燃えているように見えますが、地球上で物が燃えているのと同じように燃えているわけではないのです。
太陽は、核融合反応、と言う現象によって輝き、熱を放っているのです。
太陽は、今のところは4分の3を水素、4分の1をヘリウムが占めた巨大なガスの塊です。
この太陽の4分の3を占めている水素が、核融合反応を起こしているのです。
では、核融合反応とはなんでしょう。
全ての物体は、原子と言う物で構成されています。
そして原子は、電子と原子核から出来ています。
核融合反応とは、この原子核で起こる現象。
2つの原子核がものすごい勢いでぶつかり合い、融合してしまう反応が、核融合反応なのです。
地球上でこのような反応が起こる事はまずあり得ませんが(人為的に起こす事は可能ですが)、
太陽の中はものすごい圧力が掛かっているため、このような反応が起こってしまうのです。
地球上で得られる勢いだと、融合するのに全くエネルギーが足りませんが、
太陽の中ぐらいの圧力が掛かると、融合するためのエネルギーを得る事が出来、核融合反応を行えるのです。
太陽の場合は、水素原子同士がぶつかり合い、ヘリウム原子に変わります。
しかし、実は、水素原子2個の重さと、ヘリウム原子1個の重さは、ヘリウム原子1個の重さの方が少ないのです。
この減った重さの分が、光のエネルギーとして、外へ飛び出すのです。
ちなみに、先ほど太陽の成分を説明する際、「今のところは」とつけましたが、あれは数億年後に中身が変わるからです。
先ほど、水素がヘリウムに変わると言いましたが、そうなれば当然、太陽の中身は水素からだんだんヘリウムに変わっていきます。
すると最終的に、水素からヘリウムだけになります。
そうすると今度は、ヘリウムが核融合を起こし始めるのです。
その次に発生するのが酸素や炭素。次がマグネシウムやネオン。次にケイ素が来て、最後に鉄が残ります。
鉄は非常に安定しているため、核融合を起こしません。
こうなるともう、破滅への道をまっしぐらに進む事になるのです。
なお、核爆弾も「核反応」を使いますが、こちらは核融合ではなく「核分裂」。
重い原子から軽い原子に変わった時、その減った分の重さが、莫大なエネルギーとして放出されるのです。
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