炭酸水に入れた氷は、何故速く溶ける?
同じ室温、同じ水温、同じ量の炭酸水と水に氷を浮かべると、炭酸水に入れた氷の方が、速く溶けます。これは何故でしょうか?
炭酸水と言うのは、その名の通り、炭酸の入った水です。炭酸とは、二酸化炭素のことです。
炭酸水には、この二酸化炭素が、普通に溶けきれる量よりも、多い量が無理矢理溶かし込まれています。
その為、ちょっとの刺激で、すぐに二酸化炭素の泡が発生してしまいます。
氷を入れることも、炭酸水にとってはかなりの刺激。
その為、泡が大量に出ます。
ここに氷の速く溶ける秘密が隠されているのです。
冷える、と言うのは、「冷やすもの」が「冷やされるもの」から熱を奪い取ること。
当然、いつまでも冷やし続ければ、「冷やすも」のと「冷やされるもの」の温度は同じになります。
こうなると、「冷やすもの」は、もう「冷やされるもの」からは熱を奪いません。
これを氷と水に当てはめて考えてみましょう。
冷やすものが氷、冷やされるものが水です。
氷は、水の中に入れられると、すぐさま自分の周りの水(接している水)を冷やします。
しかし、自分の周りの水(接している水)を冷やしてしまうと、それより外側にある、接していない水は、なかなか冷やすことが出来ません。
しかし、炭酸水では、二酸化炭素が大量に出ているため、冷やされた二酸化炭素がどんどん外に出ていく上に、
二酸化炭素が下から上へ行くので、コップの中の液体が、グルグルとかき回されます。
この二つが掛け合い、一番上で述べたような現象がおこるのです。
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