重力で光が曲がる証拠!
さて、直前まで空間が曲がると光が曲がる=重力で光が曲がる、と言う話をしてきました。
理論的には曲がるようでも、実際のところ、本当に曲がるのでしょうか?
わたし達の普段の生活では、目で見てわかるほど光を曲げるような重い物には、あまり接しません。
しかし、宇宙ならごまんとあります。
そして、実際に「光が曲がっている!」と確認できた事例もあります。
アインシュタインが一般相対性理論を発表したのは、1915年。
その直後の1919年にちょうど日食がありました。
太陽はかなりの質量があるので、その周りでは、わずかに空間がゆがんでいるはずです。
もし一般相対性理論が正しければ、太陽の向こう側にある星から来る光は、太陽の重力によってゆがめられ、
実際の星の位置とは違う位置に、星が見えるはずです。
普段は太陽が明るくて観測できませんが、日食の時なら、観測は可能です。
そして、実際に観測した結果、星の位置がわずかにずれている事がわかりました。
本当にあるべき位置よりも、若干、太陽から遠い場所に、その星が観測できたのです。
この時、本当に一般相対性理論の計算通りに光がゆがんでいたので、世界中が大騒ぎになったそうです。
また、観測対象の天体Aと、地球との間に、ブラックホールがあると、
天体Aから発せられた光がブラックホールによりゆがめられ、ゆがんだ映像が地球に届く事があります。
さらに、光の進み方では、1つしかないはずの天体Aが、2つ観測される事もあるのです。
本来、真っ直ぐ進めば地球にやってくる事は無かった光が、途中のブラックホールによって、軌道を変えられてしまいます。
そのため、地球から見れば左右反対方向に飛んでいったはずの光が、レンズで曲げられたかのように途中で突然地球を目指し、結果として、地球で2つの天体Aが観測できるようになるのです。
こう言ったいくつかの観測や実験で、重力で光が曲がると言う事が証明されました。
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