時間が長くなる。その証拠は?
そもそも、「他人より時間が長くなる」と、どうなるのでしょうか?
他人より時間が長くなると言っても、自分自身は、何も変わったように感じません。
変わったように感じるのは、自分が他人を見た時か、他人が自分を見た時です。
「長くなる」と言うより、「伸びる」として説明しましょう。
「他人より時間が伸びる」と言う事は、他人が自分を見た場合、自分の1秒が、グーンと伸びて見えるのです。
つまり、他人から見ると、自分の時間がゆっくりと進んでいるように見えるのです。
当然、自分から他人を見ると、他人の時間がものすごく速く進んでいるように見えます。
すると、自分は1時間しか経っていないのに、相手では2時間も3時間も経っている、と言う風になるのです。
これを極めれば、自分は1秒しか経っていないのに、相手は1年も時が進んでいる…
つまり、自分から見れば、たった1秒で1年後の世界に行ける、つまり「未来に行ける」のです。
そう言われても、ちょっと信頼できません。
が、実はちゃんとした証拠があるのです。
「ミューオン」と言う物体が存在します。
これは、素粒子と言う物質で、全ての物を作っている「原子」を、作っている物です。
まぁ、平たく言えば物を作ってる小さな粒です(詳しくは、中学で習います)。
このミューオン。とてももろい物体で、すぐに壊れ、電子とニュートリノと言う物質に変わってしまいます。
その時間、わずか0.000002秒。
ところが、ものすごいスピードでミューオンを飛ばすと、この時間が長くなるのです。
これは、速く運動しているときには時間が遅くなる、と言う証拠です。
他にも、様々な証拠があります。
1971年に、物理学者ジョー・ハーフェルと、リチャード・キーティングがある実験を行いました。
その実験内容は、原子時計(原子の振動により、時間を刻む時計。ものすごく正確)を2つ用意し、片方は地上、もう片方は飛行機に積みます。
そして、その飛行機はそのまま、世界一周旅行をしたのです。
ではその時、時計はどうなったか?
なんと、飛行機内の時計の方が、地上の時計よりも若干、遅れていたのです。
その遅れはわずか0.000000059秒(10億分の59秒)でしたが、この値はアインシュタインの理論が予測した大きさとピッタリ一致。
こうして、「未来に行ける」ことが証明されたのです。
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