「ウラシマ効果」とは?
未来に行ける、と言うことは、こう言うこともある、と言うことです。
その現象の名前は「ウラシマ効果」。
どんな効果でしょうか?
例えば、同じ年齢の人間が2人、いたとします。
その片方が宇宙船に乗り込み、光速に近いスピードで宇宙を旅し、数十年後に地球に帰ってきた、とします。
先ほど説明したように、光速に近いスピードで運動する物質は、時間の進みが遅くなります。
すると、地球上では数十年経っていても、宇宙船の中では10年程度しか経っていないことになります。
そうすれば当然、宇宙船に乗った方と、地球に残った方では、年齢差がうまれます。
これが、「ウラシマ効果」です。
ただしこの「ウラシマ効果」。もっと不思議なことがあります。
一番初めに、「相対性原理」と言う物を書きました。
これが、このウラシマ効果にも、当てはまるのです。
つまり、この
「宇宙船が、光速に近いスピードで地球を旅立ち、再び帰ってくる」
と言う工程は、同時に、
「地球が、光速に近いスピードで宇宙船を旅立ち、再び帰ってくる」
とも取れるのです。
このように考えると、止まっているのは宇宙船で、動いているのは地球。
つまり、この2つが再び出会う時、地球では10年程度しか経っていないのに、宇宙船内では数十年も経ってしまっているのです。
当然、前者と後者は明らかに矛盾します。
この矛盾の事を、「双子のパラドックス」と言います。
ただし、これは、「宇宙船(又は地球)が、再び戻って来るまで、ずっと光速で飛び続けた場合」の話です。
アインシュタインの特殊相対性理論は、ずっと同じスピードで動いている場合にしか使えません。
だから、“特殊”相対性理論、なのです(と言うことはつまり、一般相対性理論はあらゆる場合に使える、と言うことです)。
ちなみに、今回の「双子のパラドックス」。
一般相対性理論で考えると、結局は、宇宙船に乗った方が若くなるんだそうです。
何故なら、宇宙船の方は、動き方が一定ではないため。
地球は、ずっとほとんど一定の動きをしていますが、宇宙船は、まず地球から飛び出すときに加速します。
そして、方向転換する際に減速し、また加速します。
先にここからの内容に言及する事になってしまいますが、実は、加速・減速をした時にも、時間が伸びるのです。
車や電車、ジェットコースターなどで、加速・減速をした際、ググッと押し付けられるような感じがします。
あの時、実は時間が少し伸びているのです。
宇宙船がいくら加速・減速しても、地球上の人はググッと押し付けられるような感じはしません。
そのため、宇宙船の人の方が時間が伸び、結局、宇宙船に乗った方が、若くなるのです。
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