アミノ酸ってなに?
最近はやりのアミノ酸。
遅ればせながら、当館でも説明いたしましょう。
まず、人間の体の中で水の次に多いのがアミノ酸、なんて言葉を聞きますが、これは本当なのでしょうか?
もちろん、本当です。
実は、アミノ酸というのはタンパク質を構成している物質なのです。
タンパク質とは知っての通り、人間の細胞を形作っているもの。
手足の皮膚や顔の皮膚、髪の毛や爪、目や脳みそ、その他人間の体はほとんどが水とタンパク質。
そのタンパク質を構成しているものなのですから、人間にとって必要不可欠な物なのは当たり前です。
そして、一口にアミノ酸と言っても、実に様々な種類がありますが、タンパク質を構成しているアミノ酸のことは、まとめて「α(アルファ)アミノ酸」と呼ばれています。
動植物中に見られるアミノ酸は80種類ほどありますが、そのうちタンパク質を構成しているαアミノ酸は、約20種類。
アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、
ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン(リジン)、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、
スレオニン(トレオニン)、トリプトファン 、チロシン(タイロシン)、バリン
の20種類です(この他にも、セレノシステイン、ピロロリジンなど、一部のタンパク質にのみあるものもある)。
なお、真ん中あたりにある「リシン」。
「毒物の雑学の部屋」にて「世界五大猛毒その1」として紹介されていますが、あのリシンとは違います。
猛毒のリシンは、英語では【Ricin】。それに対し、今回のリシンは【Lysine】です。
また、今回のリシンはアミノ酸ですが、猛毒のリシンはタンパク質。微妙に差があるのです。
ちなみに、たいていのタンパク質は生体内で合成する事(作り出す事)が出来ますが、この20種類のうち、
トリプトファン、メチオニン、リシン(リジン)、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン(トレオニン)
の8種類は、生体内で合成できず、「必須アミノ酸」と呼ばれています。
戻る