暑い時には、熱い物を食うべきなのか?
暑い時には熱くて辛い、カレーを食べれば涼しくなる! と言う人がいます。
逆に、暑い時に熱い物を食べたら、もっと暑くなるじゃん! と言う人もいます。
はたして、どっちが正しいのでしょうか?
まずは、理屈から見てみましょう。
前者は、暑くなれば汗をかく。ならば、熱いものを食べて、汗をいっぱいだし、涼しくなろう! と言うもの。
後者は、暑い時に熱いものを食べれば、その熱で体が更に温まり、もっともっと熱くなる! と言うもの。
どちらも、理屈はよ〜く通っています。さて、果たしてどちらが正しいのでしょうか?
正解は、後者が正しいのです。
一見、前者の方がやや有力なような気もしますが、実は違います。
暑い時に熱いものを食べるというのは、インドなど、熱帯地方の風習。それをマネしたって、涼しくはなりません。
その理屈を説明する前に、汗をかくと何故涼しくなるかを説明しましょう。
物質は、液体から気体になるときに、周りから熱を奪います(これを「気化熱」と言います。固体から液体になる時も熱を奪いますが、その時の名前は「融解熱」と言います)。
そうすると、周りの温度は下がります。
汗も同じ原理で、汗をかき、汗が蒸発すると、体から熱を奪い、涼しくなるのです。
この説明をすると、ますます前者が有力なような気がしますが、違います。
何故なら、日本人のかく汗は、他の国の人と比べると塩分濃度が高く、蒸発しにくいのです。
しかも、日本は湿度が高く、それも影響してさらに汗は蒸発しにくくなります。
つまり、日本人の汗は無駄汗なのです。
ですので、暑い時に熱いものを食べると、余計に暑くなってしまうので注意が必要です。
戻る