ほろ酔いと泥酔、なにが違う?
アルコールが人体に及ぼす作用にはいろいろとありますが、酔いの具合は大脳の麻痺の程度で決まります。
大脳は表面の新皮質、中心部の旧皮質から出来ています。
アルコールは新皮質にのみ働きかけます。
ここは、理性や思考力を受け持っているところ…つまり、人間らしさを司っているといっていいでしょう。
だから、アルコールの作用を強く受けると、判断力が低下し、筋道だてて物事を考えることが出来なくなります。
また、旧皮質がむき出しで現れる事にもなります。
ここは原始的な欲望や感情を司っている部分。
酔って興奮したり感情的になったりするのはこのためなのです。
つまり、酔いが深まるにつれ、その人の新皮質は働かなくなり、人間らしさが薄れて動物に近付いていきます。
泥酔すれば新皮質が完全に麻痺し、動物になりきってしまった、と言っても過言ではないでしょう。
では、ついでですので血中のアルコール濃度も書いておきましょう。
ほろ酔いの場合、ある程度の個人差はありますが、だいたい0.05%。
泥酔の場合は0.3%ぐらいとされています。
ほろ酔いの時の6倍も飲んでしまったわけで、顔面蒼白(がんめんそうはく)、歩行困難(つまり千鳥足はこのため)、わめく、怒るなど、はた迷惑もいいところ。
さらに飲むと体が動かなくなり、内臓の動きも鈍り、あげくは昏睡状態から目覚めることなく死にいたることもあります。
お酒の飲みすぎには、十分気を付けましょう。
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