胃は何故胃液で溶けないのか?
胃液には、タンパク質を分解する酵素があります。
そのため、どんな固い肉でも胃の中に入れば、全て消化されてしまいます。
それでは、タンパク質でできている胃は、なぜ胃液によって溶けてしまわないのでしょうか?
これは、胃が胃液を出すとき、同時に「胃粘膜」と言う物質を出している事と、
胃液の中に胃の壁を保護する成分が含まれているためと考えられています。
消化の主役は分解酵素のペプシンと塩酸(胃酸)です。
また、胃液の中には同時に、ムチンという成分も入っています。
これは胃粘膜にも入っていて、胃の壁を守る働きをします。
この働きは生体内だけで機能するので、胃を切り離して体外に取り出し、胃液の中につけると溶けてしまいます。
ちなみに、胃は急なストレスや強い緊張などで胃粘膜の分泌をストップさせることがあります。
すると胃液は胃の壁に穴をあけます。
これを胃潰瘍(いかいよう)と言うのですが、胃液が胃の壁に穴をあけるのに要する時間は、なんとたったの5秒なのです。
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