驚きの咳の風速
風邪を引くとよく出る咳(せき)。
果たしてどのぐらいのスピードなのでしょうか?
驚くなかれ。なんと時速220km!
これは、超大型の台風なみの風速です。
こんなすごいスピードの出る咳、どのようなメカニズムで出ているのでしょうか?
これは、呼吸運動が突然変異を起こしたようなものです。
まず、脳にある咳中枢(がいちゅうすう)が刺激を受けます。
すると、反射的に気管を痙攣(けいれん)させ、肋間筋(ろっかんきん)や横隔膜(おうかくまく)、腹筋を収縮させます。
横隔膜も、肋間筋も、呼吸をするために必要な筋肉。
これらが収縮するわけですから、当然、呼吸が起こります。
それが一瞬で起こるので、「咳」として外に出るのです。
ここで言う「脳にある咳中枢への刺激」とは、
外部から入って来るゴミや煙、冷たい空気と言った気管や気管支に起こる刺激や、
食道に物が詰まったり、腹を強く打つなどした時の刺激です。
このように、食道、胸膜(きょうまく/肺の表面と胸壁の内面をおおう膜)、胃腸、肝臓と言った広い範囲の場所から伝わってくる刺激が、咳になるのです。
こうしてみると、必ずしも風邪が原因で咳が出るわけではないことがわかります。
中でも多いのが、「外部から入って来るゴミや煙」による咳。
喉(気管支)には、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる毛のようなものがあり、ここに異物が引っかかると、
その異物が肺に入ってこないようにするため、咳が出るのです。
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