しゃっくりの止め方!
ある時突然発生し、人々を困惑させるしゃっくり(吃逆)ですが、どうしたらすぐに止まるのでしょうか。
しゃっくりは、昔から人々を悩ませていたようで、世界中にあらゆる止め方が存在します。それらを列挙してみましょう。
●ビックリさせる、急に驚かす ●しゃっくりに意識を集中する ●しゃっくりから注意をそらす(そらさせる)
●呼吸を止める(1分〜2分) ●深呼吸する ●口に紙袋を当ててしばらく呼吸する ●水を飲む(※1)
●くしゃみをする ●げっぷをする ●あごに水をつける ●質疑応答(※2) ●舌を引っ張る ●眼球を圧迫する
●「物を盗んだね!?」と子どもに嫌疑をかけ、子どもが必死に無実を訴えている間に、しゃっくりが止まる
●腹に湿布を当てる ●人に移す ●特定の食品(※3)を食べる ●背中を叩く ●首筋を氷で冷やす
●眉間に赤い物を貼る(赤ん坊の場合) ●鵜の鳥を思い出す ●頭のてっぺんを押してもらう
●ツバを何度も飲み込む ●「タヌキがこけた」と言う ●風呂に入る ●腹筋する
●心を落ち着かせて「しゃっくり」と5回唱える(唱えている間にしゃっくりが出ると、やり直し)
●鎖骨の窪んだ所を押す ●スプーンなどで舌の奥を押す ●脈を測る
などなど、医学的根拠がある物から、全くの俗信まで、実に種類に富んでいます。
「しゃっくりに意識を集中する」と「注意をそらさせる」、「呼吸を止める」と「深呼吸」のように矛盾した物や、
「くしゃみをする」「げっぷをする」のようになんとなく似ている物もあります。
数は多いですが、大きく「何かを言う」「何かを飲む/食べる」「何か別な事に集中する」に分けられそうです。
※1の「水を飲む」には、様々なバリエーションがあります。
●一気に/ゆっくり飲む ●コップやおわんの対面側から飲む ●コップの上に箸を十字に重ね、区切られた4箇所から飲む
●鼻をつまんで飲む ●片手を上に上げながら、もう一方の手で飲む ●水に砂糖を入れて飲む(砂糖の量も様々)
●「たこがこけた」と頭の中で唱えながら飲む(唱え文句も様々) ●1〜10まで言いながら飲む
●男の人は9回、女の人は7回に分けてコップの水を飲む
●40〜50℃程度のお湯を少量口に含み、ゆっくり飲む事を3〜4回繰り返す
●上を向いて飲む ●下を向いて飲む ●呼吸を止めて飲む
などなど。さらにこの時の「水」も、温かかったり冷たかったり、様々です。
※2の「質疑応答」とは、次のような簡単なものです。
●問)菜の花の色は? 答)黄色 ●問)ナスの色は? 答)紫 ●問)豆腐は何からできている? 答)大豆 ●問)昨日の夕飯なんだった? ●何でも良いのでクイズ
などなど。なお、「答えははっきり言った方が良い」とする説もあります。
※3の「特定の食品」とは、これもまたたくさんあり、
ピーナッツバター、チョコレート、砂糖、蜂蜜、苔桃(こけもも)のジャム、ワサビ、柿のへたを煎じた物、塩、酢、などがあります。
ところで、しゃっくりの正体はなんでしょう?
それは、「呼吸を司る筋肉の1つ『横隔膜』が、痙攣を起こす現象」です。
すると、自分の意思とは関係無しに呼吸が行われ、しゃっくりとなるのです。
しゃっくり独特の「ひっく」と言う声(音)は、声帯(声を出す器官)が閉じている時に、急激に空気が通り抜ける事によって出る音です。
では、この事を踏まえた上で、上記の「しゃっくりの止め方」の中で、医学的根拠のある物は、どれでしょうか?
正解は、「全て、医学的根拠はない」です。
「しゃっくりの正体は横隔膜の痙攣だ」と先ほど述べましたが、
では「何故」横隔膜が痙攣するのか、その肝心の部分が、未だに解明されていないのです。
原因がわかっていないのですから、解決方法もわからないのが当然です。
その証拠に、「100%しゃっくりを止める方法」と言う物はまだ発見されておらず、あるとしたら、次の1つだけです。
●鎮痙剤(ちんけいざい)を投与する
鎮痙剤とは、その字のごとく「痙攣を鎮める薬」です。
しゃっくりは横隔膜の痙攣なので、これでほぼ100%止まりますが、
言うまでもなく一般家庭に鎮痙剤などないので、普通これは「しゃっくりを止める方法」とは言いません。
一応「医学的根拠がある」とされている物は、次のような物などがあります。
●呼吸を止める(呼吸を止める事で、横隔膜を落ち着かせられる?)
●(特殊な方法で)水を飲む(水を飲む事に集中し、心理的に止まってしまう?)
●舌を引っ張る(口、咽喉など、呼吸器系を刺激するので、止まる?)
とは言いつつも、もしもしゃっくりがでたら、ここで紹介した物を全て試してみてください。
「下手な鉄砲数撃ちゃあたる」と言いますし、おそらくどれかで止まってくれる事でしょう。
なお「しゃっくりを100回(100万回)すると死ぬ」と言われていますが、当然そんな根拠はありません。
ただ、あまりしゃっくりが長引くと体力を消耗し、食欲不振や睡眠不足などに陥り、病気になる事があります。
また、内臓や脳などの病気でしゃっくりが起こっている場合もありますので、
あまりにも長く続いたり、頻繁に出たりする場合は、念のため病院(内科)で診てもらうことをオススメします。
ちなみに、ギネスブックによれば、アメリカ・アイオワ州のある男性は、28歳のときに始まったしゃっくりが96歳まで68年間も続いたそうです。
この間、彼は2回結婚し、子どもも8人生まれました。
しゃっくりが出たら、今回挙げた方法を敢えて試さず、ギネスに挑戦してみるのも面白いかもしれません(?)。
参考文献;多文化理解事典【http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/index.html】
本当に効く!しゃっくりの止め方【http://www.mag2.com/vow/osiete/syakkuri.htm】(教えて!ティーチャー先生 内)
しゃっくりの止め方【http://ww1.enjoy.ne.jp/~turikiti/knowledge/syakkuri.htm】

戻る