梅干しを見ると何故つばが出る?
梅干しを見ると、つばが出てきます。
これは何故でしょう?
しかも、人によって出る人と出ない人がいるのです。なかには想像しただけで出る人などもいます。
これは、「条件反射(条件反射作用)」と言う現象です。
「条件反射」とは、ソ連の生理学者、パブロフが発見したもので、
「一定の訓練や経験によって後天的につくられた反射」です。
つまり、噛み砕くと、
「経験から学んだ事により、体が勝手に反応する現象」
と言う事です。
反射とは、「生物が刺激に対して,意識作用の関与なしに神経系を介して行う反応」の事。
つまり、先ほどの噛み砕いた文中の「体が勝手に反応する現象」の事です。
例えば、熱い物を指で触れた時、パッと引くのが反射(正確には無条件反射)です。
この無条件反射は、全生物が生まれながらにして持つもの(先天的な物)です。
条件反射とは、無条件反射と対になるもので、生まれてから覚えるものです。
つまり、両者の違いは、「経験から学んだ」か、「学んでない」か、と言う事。
「梅干しを見るとつばが出る」と言うのは、梅干しを見た時、脳にある記憶を司る「海馬(かいば)」という部分が梅干しに関する記憶をピックアップ。
すると、「梅干しはすっぱい(味が濃い)」と言う情報が出てきます。
味が濃い物を食べると、口の中では、唾液を出して、味を薄めようとします(ちなみにこれは無条件反射)。
梅干しは特にすっぱいので、ついつい口に入る前に、唾液を出してしまうのです。
これが、「梅干しを見るとつばがでる」真相です。
ちなみに、この条件反射を発見したパブロフは、ノーベル医学賞を授与しています。
発見のきっかけは、飼っていた犬。
パブロフは犬に餌をあげる時、いつも鈴を付けていました。
そしてある日、別に餌をあげるわけじゃなく、鈴だけを付けていた時、犬が寄って来てよだれを垂らしたのです。
パブロフは別の日、試しに鈴を鳴らしてみたところ、犬が同じ反応を示したので、もしや…と思い、いろいろ研究した結果、「条件反射」に気付いたそうです。
ちなみに「大脳生理学」を確立したのも彼との事です。
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