火傷のあと、水ぶくれができるのは何故?
高熱の物に触れると、火傷(正しくは「熱傷」)になってしまいます。
さてこの火傷。なったあとに水ぶくれ(こちらも正しくは「水疱(すいほう)」)が出来ますが、これは何故でしょうか?
水ぶくれ、とは漢字で水脹れ。つまりそのまんま「水でふくれる」という意味です。
その名の通り、水脹れとは皮膚内に水が溜まり、皮膚がふくれた状態なのです。
皮膚というのは大きく3段になっていて、一番上(外側)が表皮、次が真皮、一番奥が皮下組織となっています。
水ぶくれとは、火傷の被害が真皮まで達した状態の時に起こります。
真皮には、表皮に無い毛細血管が通っています(皮下組織にも通っています)。
火傷を負うと、この毛細血管の一部が切れるかなんかし、中の血液が出てきます。
このとき出てくるのは血漿(けっしょう)という液体。
これが火傷によって出来た真皮内の傷(隙間)に入り込み、水ぶくれを作り出すのです。
ちなみに、火傷の程度は、どこまで被害が及んだかでT〜V段で表記します(ローマ数字の1〜3)。
表皮だけならT段、真皮まで行ったらU段、皮下組織まで行くとV段となり、当然T段よりV段の方が危険です。
なお、火傷を負った面積が、大人の場合、体表面の20%、子どもの場合10%を越えると、命の危険にさらされます。
また、人間の皮膚は、45℃以上の熱で、火傷になります。
45℃程度の場合、1時間熱せられ続けると、「低温火傷」になります。
そして、70℃の高温の場合、1秒足らずで火傷を負ってしまいます。
火傷を負ったらすぐに冷やし、特に軽い場合を除き、すぐに病院へ行きましょう。たかが火傷、されど火傷です。
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