ミルクで子どもを育てる魚!
魚は、一般的に子育てをしませんし、してもミルクをあげる事はありません。
ミルク(乳)をあげるのはヒトを含めた哺乳類だけで(だからこそ「哺乳」類という)、魚は基本的にミルクをあげたりしませんが…。
しかし、物事には例外がつき物。なんと、ミルクで子どもを育てる魚が存在します。
その名は「ディスカス」。熱帯魚の一種で、「熱帯魚の王様」とも言われているそうです。
ディスカスの親は、「ディスカスミルク」と呼ばれる粘液を分泌し、稚魚はそれを食べるのです。
「ミルク」と名がついてはいますが、一見ミルクのように見えるだけで、実際にはただの粘液です。
母乳と言うと、哺乳類の場合は母親しか出しませんが、ディスカスミルクは父親も分泌します。
また、魚は普通、毎年違う相手とつがいになりますが、ディスカスは生涯一夫一妻制を貫きます。
ディスカスは、繁殖期になるとつがいになり、木や水草などの周りに50〜300個ほどの卵を産みます。
卵を産みつけた夫婦は、口やヒレで卵を掃除し、新鮮な水を送り続けます。
数日(2日〜4日)で卵は孵化し、稚魚はその後1日〜2日は、卵のあった辺りをうろつきます。
卵のあった辺りを離れると、今度は両親の体の表面をついばみ始めます。ディスカスミルクをもらっているのです。
1週間ほどで“乳離れ”をし始め、2週間もすれば、稚魚は完全に1人立ちをします。
“授乳期”のディスカスは、体表が黒っぽくなっていますが、普段は熱帯魚らしい、色鮮やかな体表をしています。
ディスカスは、熱帯魚専門店やディスカス専門店で購入できますので、熱帯魚が好きな方は飼ってみてもいいかもしれません。
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