キツツキの悲劇!
キツツキと言えば、木を突付いて穴を開ける事で有名な鳥です。
木を突付く理由は大きく3つ。求愛、エサ取り、そして巣穴作りです。
キツツキは、主に子育てをするために巣穴を掘ります。
掘り始めるのは4月ごろ。完成までの3〜4週間、夫婦交代で穴を掘り、5月にはメスが卵を産みます。
しかし、苦労して作った巣穴を、キツツキたちは1年使っただけで捨ててしまい、次の年はまた新しい巣穴を掘ります(クマゲラは、3〜8年ほど同じ巣を使う)。
ところでこの巣穴。子育てをする以上、当然中はかなり広く、しかも日当たり・風通し抜群。
雨水も入りにくく、捨てるのはもったいない優良物件です。
そこで、この捨てられたキツツキの巣穴は、他の鳥や小動物たちに大人気。
自分で木に穴を掘る事が出来ない(=巣穴を作れない)鳥や小動物たちが、この“空き穴”を利用して自分の巣にして暮らしているのです(キツツキ自身も寝床に使っている)。
ところが、どんな世界にも卑怯な奴はいるもので。
キツツキが3〜4週間かけてやっと掘り終えたばかりの穴を、横から奪ってしまう鳥や小動物もいるのです(モモンガなど)。
かなり可哀想な現象ですが、それが自然界。奪われたキツツキは、奪い返すか、再び巣穴を掘るしかないのです。
ちなみに、「キツツキ」と言う名前の鳥は、日本には存在しません。
「キツツキ」と言うのはキツツキ目キツツキ科の鳥の総称。約200種類いますが、日本にいるのは、
アオゲラ、アカゲラ、アリスイ、オオアカゲラ、キタタキ、クマゲラ、コアカゲラ、コゲアラ、ノグチゲラ、ミユビゲラ、ヤマゲラ
の11種類。ただし、キタタキは「絶滅したのでは?」と言われています。
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