クジャクのオスは綺麗なほどモテる……何故?
クジャクと言えば、美しい羽を持つとして有名な鳥です。
その美しい羽を持つのは、全てオス。メスは全体的に茶色っぽい、地味な色合いをしています。
クジャクのオスは、この羽を広げる事でメスを魅了。メスがその羽を「美しい」と思ったら、カップル成立です。
あまりに有名な話ですが、考えてみると生存競争の激しい自然界において、「美しさ」で相手を選ぶのは妙な気がします。
「メスにモテる」動物は、多くが「他のオスより強い」のに、クジャクは戦わずにメスを奪い合うのです。
実は「美しい」には理に適った意味がちゃんとあるのです。
クジャクのメスは、オスの美しさ具合から、オスの健康状態を調べているのです。
美しい羽を持つオスは、それだけ健康です。
生存競争の激しい自然界で生き残るためには、強さも必要ですが、何より健康第一。
そこで、「相手が健康かどうか」を判断するために、メスはオスの「美しさ」を見ているのです。
美しければ美しいほど健康であり、その遺伝子を受け持つ子どもは、その分生き残りやすい、と言うわけです。
「美しさ」で相手を選ぶのは、もちろんクジャクに限ったことではありません。
例えば、セミやカエルは鳴き声の美しさで相手を選びます。
また、雌雄両方が子育てをするような動物は、「美しさ」よりも「収入」を相手選びの目安にします(クジャクのオスは基本子育てをしない)。
雌雄で子育てをするツバメなどは、オスがメスに捕まえた獲物をプレゼントする事でメスを魅了します。
そしてオス同士戦う動物は当然、「強さ」を見ているわけです。
美しさで「健康」を、プレゼントで「収入」を、そしてケンカで「強さ」を見て、メスはオスを選んでいるのです。
そう考えると、ヒトは……?
戻る