ネコがネズミから逃げ回る!
「窮鼠猫を噛む」と言うことわざがあります。
「窮鼠(きゅうそ)」とは「追い詰められたネズミ」の事で、
「追い詰められたネズミはネコに噛み付く」転じて「弱い者も追い詰められると強い者に反撃する」と言う意味です。
では、実際にはこのような事(つまり、窮鼠がネコを噛む事)はあるのでしょうか?
動物の本能を考えると、ネズミがネコに噛み付くのはともかく、ネコがネズミから逃げ回る事は十分にあり得る事です。
ネコなどの肉食動物は、自分以外の他の動物を捕まえ、その肉を食べます。
肉食動物の本能には、「逃げる奴を追いかけ、食え」と書かれているのです。
ですので、彼らは特に意識しなくとも、自分から離れていく物を見つけると、追いかけて、捕らえたくなるのです。
しかし、逆に相手が自分の方に近づいてきた場合。
動物の世界では通常、弱者が強者に近づいてくる事はありません。
つまり、「相手がこちらに向かってきた」と言う事は、「相手は自分より強い」と言う事になるのです。
そのため、動物の本能には「追ってくる奴から逃げろ」と書かれているのです。
では、仮にネズミがネコに向かって走っていったら?
ネコはネズミを「自分より強い奴」と考え、ネズミから逃げ回るのです。
ちなみに、「追ってくる奴から逃げろ」と言う本能は、人間にもあります。
誰かに追いかけられた時、「立ち向かおう」と考える人より「逃げよう」と考える人の方が多いのは、このためなのです。
戻る