群れをなす魚。お互いぶつからないのか?
イワシなど、一般に大型の魚(動物)に食べられやすい弱い魚は、群れをなして生活しています。
水族館やテレビなどで、圧倒される魚の群れを見たことがある方もいるでしょう。
ところで、あれほど多くの魚たちは、お互いぶつかってしまわないのでしょうか?
実は、ぶつからないような仕組みが、そこにあるのです。
魚の胴体の側面には、側線器官と呼ばれるものがあります。
「側線器官」とは、魚の側面にある、特殊な器官の総称。ヒトには無い物です。
この側線器官は、魚にとっては第2の目となり、第2の耳となり、昆虫で言う触覚の働きなどもします。
これのおかげで、魚は光の届かない深海や、濁った水の中でも周りの様子を把握する事ができ、獲物を確実に捕らえられるのです。
そして、イワシがぶつからない理由もここにあります。
側線器官は、仲間の魚の動く事で起こる水のかすかな動きや流れ、その強さや方向などを素早く察知。
約0.15秒と言う驚くべき反応速度で仲間の動きを正確に把握し、ぶつからないように動くのです(ヒトの最速反射神経は、0.2秒と言われています)。
そのため、ほぼ瞬間的に全員が方向転換を行うことができるので、ぶつかる事はないのです。
戻る