サクラの葉から出される有毒物質
春の象徴、サクラ。
実はこのサクラ、花が散って葉桜になると、今度は有毒物質を大量に放出し始めるのです。
その毒とは「クマリン」。
ちょっと可愛らしい名前ですが、双葉の生育を阻止する成分です。
こうする事で、自分の近くの植物を殺し、自分の栄養分を確保するのです。
このような現象を「アレロパシー【allelopathy】」といい、サクラに限らず、他の植物でもこのような物質を出しているものはたくさんあるのです。
ちなみに、クマリンは人間にとっては無害。そして、干し草や塩漬けのサクラの葉(つまりサクラ餅の葉)の香りの本体でもあり、香料原料にも用いられています。
また、日焼け止めや血液凝固阻止剤(血が固まりやすい人が飲む薬)となるものもあります。
よく入学式なんかで「桜が咲いて……」などと演説してますが、アレロパシーのことを思うと、結構とんでもない事かも知れません。
まぁ、高校なら受験で他の人を蹴落として入学するわけですから、ある意味「アレロパシー」かもしれませんが……。
ちなみに、アレロパシーは、木だけでなく草も引き起こします。
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