サンゴの正体!
さて、今回は雑学の定番とも言える内容、「サンゴの正体」です。
勘のいい人ならわかると思いますが、この「生物の雑学の部屋」に入っているぐらいですから、サンゴとは生物、生命体です。
「サンゴ(珊瑚)」とは、サンゴ科サンゴ属の腔腸動物(こうちょうどうぶつ)の内のポリプ型の総称です。
腔腸動物とは、単純に言えば胃腸と循環器(血管など)の臓器が1つになった動物の事(このまとまった臓器を「腔腸」と言います)。
イソギンチャクやクラゲなどがその代表例で、他の特徴としては、口の中が直接腔腸になっていること。
また、刺胞と言う、毒針の入った袋を大量に持っていることも大きな特徴です。
この刺胞は腔腸動物に特有の器官で、無論、サンゴもこれを持っています。
ですので、生きているサンゴにあまりちょっかいを出しすぎると、刺されることがあります。
ポリプ型と言うのは、「着生生活をする腔腸動物」の事で、簡単に言えば岩などに張り付いて、一生ほとんど動かない動物の事です。
また、着生しない、つまり浮遊生活をする腔腸動物を、クラゲ型と言います。
では、サンゴの一生を見てみましょう。
生まれ方は、無性生殖と言い、オスメスが無く、アメーバなどのように分裂して生まれます。
分裂したサンゴは、外に放出され、海中を漂います。
そして、太陽光線やエサが豊富、など好条件に恵まれた場所にたまたま着くと、そこでどんどん増え、広がります。
すると、普段我々が「サンゴ」と呼んでいる形状に徐々になっていくのです。
サンゴの食べ物は海中に漂うバクテリアなどの微生物。
先端にある口の周りの触手でこれらを捕らえ、食べます。
サンゴの寿命はよくわかっていませんが、いくら見かけが生物ではなかろうが、死んでしまいます。
すると、見かけは完全に石灰の塊。
そうなったサンゴは、人間によって採られ、装飾品として売られることになるのです。
なお、日本にはサンゴはアカサンゴやモモイロサンゴ、シロサンゴがおり、現在でも装飾に利用されています。
また、ヨーロッパの地中海にはベニサンゴと言う紅いサンゴがいて、古くはシルクロードを通り、日本にもやって来ていたんだそうです。
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