テッポウウオが水を噴出すその方法
スズキ目テッポウウオ科の魚、テッポウウオ(正確には「テッポウウオ」は総称です)。
全長は20cm〜30cmほど。
南太平洋の島々の池にいるテッポウウオは、射撃の名人として有名な魚です。
射撃と言っても水鉄砲のことで、トンボなどの虫を1メートルも離れたところから水で射落とすのです。
水面すれすれを泳ぎ回り、葉の裏などで休んでいる虫を狙います。
虫を見つけると、一定量の水を吸い込んで、口と目を空気中に出します。
そして、ねらいを定めて水を口から噴射して虫をたたき落とすのです。
では、その噴出方法は、どのようなものなのでしょうか?
これは、エラを急激に閉じることによって生じるもので、口の上部にある縦の溝のはたらきで、長い距離を出したり、的確に方向を定めることが出来るようです。
つまり、この溝に舌を押し当てて、水鉄砲の銃身を作るわけです。
簡単に言うと、この噴出方法は「水を入れた風船を思いっきり押しつぶすと中の水が勢いよく飛び出る」と言う当たり前の理論を使ったものです。
ちなみに、この魚のことが報告されたのは、18世紀中ごろのことでした。
当時の西部ジャワの植民地統治者によってヨーロッパに報告されたのが最初です。
しかし、そんな奇妙な魚が実在するとは誰も信じません。
動物学者がその存在をようやく認めるようになったのは、20世紀に入ってからのことです。
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