イスラム教のシーア派とスンニ派。その違いは?
最近(2004年4月)ニュースでよく登場する「イスラム教」。
そしてこのイスラム教には、シーア派やスンニ派などの、多くの分派があります。
ニュースなどでよく聞くのは、このシーア派とスンニ派の2つでしょう。
では、両者の違いは、なんでしょうか?
イスラム教は、元々分派などありませんでした。
それが何故分かれてしまったかと言うと、その発端は始祖(宗教を始めた人)、マホメットの死です。
イスラム教の始祖マホメットは、後継者を指名しないまま、死んでしまいました。
すると当然、その後継者をめぐって、同じ宗教内でもめ始めたのです。
そして、結果的にイスラム教内にいくつもの分派を作ることになったのです。
その中で、最も信者が多い派が、「スンニ派」。
「スンニ」とは、「範例(はんれい/模範となる物の例。一番正しい者。向こうの言葉で『スンナ』)に従う」と言う意味の言葉で、「始祖マホメットを絶対神とする」と言う考え方です。
つまり、「ヘタな後継者などいらない。マホメット様を崇拝せよ」と言うわけです。
一方、「シーア派」は、イランやイラクの一部を中心とする少数派。
シーア派は、「イマーム」と呼ばれるマホメットの後継者の宗教的権威を絶対とします。
この後継者の選抜方法は、「始祖マホメットに容姿その他が似ている」と言うだけ。
つまり、「姿が似ているのだから、マホメット様の生まれ変わりに違いない。この方を崇拝しよう」と言うわけです。
ちなみに、1979年に起こったイラン革命(イスラム革命)。
これは、シーア派の何十代目かのイマーム、ホメイニが指導した革命。
イラン革命は、彼らにとっては「神がご指導なさった革命」と言うわけなのです。
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