国歌「君が代」には2番があった!
色々と論争が起こっていますが、とりあえず現在(2005年4月)の日本の国歌は、「君が代」です。
現在歌われている「君が代」は、「古今和歌集」から引き抜かれた、詠み人不明の和歌。
その歌詞は、
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」
です。
しかし、実は、「君が代」には2番が存在したのです。
先に、歌詞だけ書きましょう。
「1番;君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで うごきなく 常盤かきはに かぎりもあらじ
2番;君が代は 千尋の底の さざれ石の 鵜のゐる磯と あらはるゝまで かぎりなき 御世の栄を ほぎたてまつる」
です。
1番も、微妙に長くなっているのに気がつけるかと思います。
この「君が代」は、1881年(明治14年)の11月に、文部省(当時)の音楽取調掛によって出版された、「小学唱歌集」(初編)に収録されています。
「まず学校などで歌わせ、国民に馴染むかどうか十分に試してから国歌とした方が良いだろう」
と言う意見が根強かったと言われています。
曲は、イギリス人のサミュエル・ウェブ1世の作品を下敷きにしたと言われていますが、詳しいことはよくわかっていないようです。
しかし、この曲は子どもたちに愛唱されることは無く、いつの間にかに忘れ去られてしまいました。
そして結局、現在の「君が代」が、日本の国歌となる事になったのです。
ちなみに、「君が代」が正式に日本国歌になったのは1999年(平成11年)。「国旗及び国歌に関する法律」で定められました。
なお、こちらが、この幻の「君が代」のリズムです
(MIDIファイルです。携帯電話で正常に聞けるかどうか、不明です)。
上の歌詞と併せてご利用下さい。
上の歌詞を全て平仮名で書き、音2つ伸ばすところを「〜」で表した物を、下に用意しておきます。
「きみがよは ちよにやちよに さざれ〜いしの いわおとな〜り〜て〜 こけのむす〜ま〜で うごきなく ときわかきはに かぎりもあらじ
きみがよは ちひろのそこの さざれ〜いしの うのいるい〜そ〜と〜 あらはるる〜ま〜で かぎりなき みよのさかえを ほぎたてまつる」
参考文献;「国のうた」(弓狩匡純・著)
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