クシャミが何故「噂をされている」に結びついたのか?
クシャミが出るのは誰かに噂をされているからだ、と言う俗信があります。
そして、「一誉められ、二そしられ、三くさされ、四風邪を引く」と言う言葉もあります。
クシャミ一回だと誰かが自分を誉めていて、二回だと悪口を言われていて、三回だとけなされていて、四回ならば、それは風邪を引いているのだ、と言う意味です。
もちろん科学的根拠はありませんが、なぜこのようなクシャミにまつわる俗信が生まれたのでしょうか?
クシャミは、もともと不吉なものだと言う考えがありました。
いまならクシャミ一つぐらい、たいして気にもとめませんが、その昔は、それを神秘的なものと考えていたのです。
また、クシャミと一緒に霊魂が飛び出してしまう、とも思ったのです。
そこから、こんな俗信が生まれたのです。
ちなみに、クシャミの語源は清少納言に関係します。
清少納言はクシャミの事を「鼻ひる」と書いています。
「ひる」は「放る」、つまり放出すると言う意味です。
それがいつの頃から「くしゃみ」と呼ばれるようになったのですが、
それは「鼻ひる」が出た時に「くさめくさめ」と言っておまじないを唱えていたためで、その「くさめ」が「くしゃみ」になったものです。
また、清少納言は同時に『枕草子』に正月元旦のクシャミはおめでたいものとして喜ばれたと記しています。
ちなみに、クシャミは古典では「くさめ」と書かれています。
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