国内運転免許第1号の悲劇
車を運転するためには、免許が必要です。では、日本で最初に免許を取ったのは、どこの誰でしょう?
日本に自動車が登場したのは、明治30年代(1897〜1906)の事。
しかし当時は自動車は少なく、免許制度もなかったので、全員好き勝手に乗り回していました。
ですが、明治40年(1907年)になると、警視庁が自動車取締規則を公布し、運転を免許制にしました。
さて、その第1号は、渡辺守貞(わたなべもりえ)と言う人。
この人は三井高保と言う男爵のお抱え運転手。三井家が自動車を購入したので、その運転手となりました。
と言うわけで、免許第1号は渡辺守貞さん……なのですが、この話には続きがあります。
それから14年後の大正10年(1921年)。
東京の上野駅構内の踏み切りで、自動車が故障し(つまりエンコし)、貨物列車が衝突すると言う事故が起こりました。
運転手は無事でしたが、この運転手がなんと先ほどの渡辺守貞さん。
彼は、この事故のため、運転免許を没収されました。
そして、これが日本初の自動車運転免許取消となったのです。
つまり日本は、初の運転免許所得者と、初の運転免許取消者が、同一人物なのです。
車を運転する時は、どうぞ安全運転を心がけてください。
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