聖火はどうやって海を渡すか?
オリンピックと言えば、当然聖火です。
さてこの聖火。世界中の聖火ランナーの手に渡り、世界中を走るわけですが、その際、当然海を渡ります。
2000年開催のシドニーオリンピックでは、ランナーが聖火を持って海中を泳ぐ、と言う史上初の水中聖火移動を行いましたが、まさか大陸間をこんなことして運ぶ事は出来ません。
ではどうやって運ぶかと言うと、人間と一緒に飛行機や船などで運ぶのです。
ただし、飛行機や船は、通常は火や爆発物、機内で燃え出す危険性のある物は、飛行機で運ぶことが禁止されています
(日本では航空法第86条で禁止されています)。
では、聖火はどうやって飛行機に乗せているのでしょうか?
実は、禁止されているとは言えど、「爆発物等輸送承認申請書」と言う物を国土交通省に提出し、許可を得れば持ち込んでも良いことになっています
(ただし、これは日本の場合。他国はどうやって許可を得るか知りません。どなたか知っていたら教えてください)。
とは言えど、もちろんあの燃え盛る炎をそのまま持ち込むわけではなく、カンテラなどに移し、小さな火にしてから乗り込みます。
また、1964年の東京オリンピックなどでは、消火器がセットされたカンテラに移して運んだんだそうです(しかし、聖火を消してしまっていいのだろうか?)。
また、聖火は貨物扱いはされず、“1人”分の座席を与えられて、移動します。
このように、小さな工夫を凝らし、ギリシアのオリンピアで点けられる聖火は、選手達の手に託され、安全かつ確実に開催地まで運ばれていくのです。
ちなみに、聖火リレーが始まったのは1936年のベルリンオリンピック大会(第11回オリンピック)。
この大会は、同時に初のテレビ中継もされましたが、「ヒトラーの大会」などと皮肉られた大会でもありました。
この時期だけは、ユダヤ人の迫害が一時停止されたと言うことで、一応は平和の祭典、と言うことになってはいますが。
しかし、この3年後にはヒトラーは第2次世界大戦を引き起こし、その翌年予定されていた「平和の祭典」は、大戦のため、中止となりました。
参考文献;オリンピック年表【http://village.infoweb.ne.jp/~fwns0200/orinpic.html】
ベルリンオリンピック大会【http://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/yougo/berlinoly.html】
シドニー2000【http://www.wave.au.com/australia%2Dnow/sydney2000/default.htm】


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