何故時計は右回りなのか?
普通の時計は、12時が真上にあり、3時が右、9時が左にあります。つまり、右回りです。
たまに左回りの時計もあるようですが、自分自身は見たことがありません。おそらく、かなり特殊な物でしょう。
しかし、一体何故右回りなのでしょうか? もちろん、そういう決まりがあるわけではありません。
その理由は、日時計に関係する、と考えられています。
最近は飾りとしてしか日時計を使いませんが、歯車のない太古では、日時計は重要な道具でした。
太陽は、東から出て南を通り、西へ沈みます。
つまり、日時計の影(=針)は、西から北を通り、東へと傾きます。
これは、言うまでもなく右回り。
ここから、今ある機械時計は、みな右回りなのでは、と言われているのです。
しかし、南半球では太陽は北を通ります。
つまり、東→北→西と太陽が進むのです。
そうすると、日時計の影(=針)は、西→南→東と通り、左回りになります。
しかしかといって、南半球にあるオーストラリアの時計は左回りかと言うと、そうでもありません。
何故でしょうか?
それは、機械時計を作った所が、イタリア、オランダ、スイス、ドイツ、イギリスなど、全て北半球にある国だったからと考えられています。
北半球なら当然日時計は右回り。
よって、一部例外を除いた全ての時計は、右回りに回るのだ、と考えられています。
日時計が作られたのが、紀元前2000年。機械時計が作られたのが14世紀の事。
およそ3300年もの間親しんできた太陽の影を、無意識のうちに機械時計に組み込んだ、と言うわけです。
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