レンコンには何故穴が開いているのか?
ご存知の通り、レンコンには穴が開いています。
あの穴はもちろん、人間が開けたわけではなく、自然の状態で、元々ついているもの。
では、何故あんな穴が開いているのでしょうか?
そもそも、レンコンとはいかなる植物なのでしょうか。
レンコンとは、漢字で「蓮根」と書きます。
そう、あれはハスの根っこなのです(正確には、根っこではなく「地下茎(ちかけい)」と言う地下にある茎です)。
そしてハスはどこに生えるかと言うと、水の中や湿地帯。
水底に根(地下茎)を根付かせ、そこから水面へ向かって成長。
夏になると、水の上に4〜5cmの花を咲かせます(ちなみに、ハスはスイレン科の植物です)。
つまり、地下茎であるレンコンは、水の中にあるわけです。
しかし、ほとんどの生物の場合、生きるために酸素が必要です。
陸に生えている植物は、周り全部が空気ですので、酸素を取り入れるのに苦はありません。
また、根っこも、土の中にあるとは言え、土の中の隙間に空気があるので、酸素が不足する心配はありません。
しかし、ハスの根っこ(地下茎)は、水の底(つまり泥の中)にあるため、周りに空気が全くないのです。
魚などは水中から酸素を得る方法を獲得しましたが、ハスにはその能力がありません。
では、どうしたらよいか?
その方法として考え付いたのが、あのレンコンに開けられた穴なのです。
あの穴には空気が蓄えられており、レンコンは、あの穴の中の空気を使って、酸素を取り入れているのです。
なお、レンコンは思いのほか通気性がよく、切る前のレンコンの側面に口を当てて息を思いっきり吹きかけると、
別に目に見える穴が開いているわけではないのに、反対側に息が通り抜けるんだそうです。
こうする事で、わずかでも空気を取り入れようとしているのです。
これも、泥の中で生きるために編み出された、レンコンの知恵なのです。
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