サラダにドレッシングをかけるわけ
人によって好みもありますが、サラダにはドレッシングをかけます。
実は、このドレッシングをかける行為は、味を良くするだけではなく、他にもある効果があるのです。
トマトやニンジン、ホウレンソウと言った、サラダにされやすい野菜には、ビタミンAが豊富に含まれています。
ビタミンAは、何もせず生のまま食べると、全体の10%前後しか吸収する事が出来ません。
しかし、ビタミンAは油ととても相性がよく、油と一緒に摂取すると、吸収率が一気に増加するのです(このようなビタミンの事を「脂溶性ビタミン」と言います)。
そこで登場するのがドレッシング。
ドレッシングには普通、サラダ油が使用されています。
このサラダ油があると、ビタミンAの吸収率が激増するのです。
また、肉料理の付け合せにしても、油と一緒に食べる事になるので、吸収率が上がります。
ドレッシング以外では、マヨネーズと一緒に食べるのも良い手です。
マヨネーズにも油が含まれているため、吸収率が上がるのです。
他にも、調理法としては、油を使った炒め物や、ソテーにする、と言う手もあります。
ソテーとは、バターを使って野菜などを炒めた物ですが、バターは油の一種ですので、やはり吸収率が増加。
なんと80%にまで上がります。
なお、ビタミンAが含まれる食品は、ほとんど黄色か赤色をしています。
これは、「カロチノイド」と言う成分が、体内でビタミンAに変わるため。
カロチノイドとは、黄色や赤色の色素ですので、カロチノイドがたくさん含まれていれば、当然赤か黄色になります。
ニンジンやパセリ、ホウレンソウにはβ−カロチン、トマトにはリコピン、トウガラシにはカプサイシンと、
カロチノイドは種類が非常に豊富で、その数は600種類以上にも及びます。
また、ウナギなどには直接ビタミンAが含まれています。
そして、ビタミンAには、肌をつやつやにしたり、鳥目(夜になると目が見えにくくなる)を防いだりする効果があります。
ただ、ビタミンAは、脂溶性ビタミンですので、過剰に摂り過ぎると危険です。
脂溶性ビタミンは、脂に溶けやすい代わりに、水に溶けにくいと言う性質があります。
そのため、摂り過ぎても尿などと一緒に排出する事が出来ず、肝臓などに貯蔵されていきます。
そしてあまり大量に貯蔵されると、頭痛や嘔吐、倦怠(ダルくなる)などの症状が現れてしまう事もあるのです。
こうした事を念頭に置いて、美味しいサラダをお召し上がりください。
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